2016-05-18 第190回国会 衆議院 国土交通委員会 第15号
この事件を受けて、三菱自動車の言い分をうのみにしてきた国交省は深く反省し、少なくとも企業の言い分をうのみにしないような検査、監査の体制をつくるのが筋だったというふうに思いますけれども、この欠陥隠しの事件後、検査の体制はどのようになっていたのかという点、具体的に、国交省は、リコール隠し、欠陥隠しの教訓をどう導き、検査の体制等の見直しをどのように行ってきたのか。
この事件を受けて、三菱自動車の言い分をうのみにしてきた国交省は深く反省し、少なくとも企業の言い分をうのみにしないような検査、監査の体制をつくるのが筋だったというふうに思いますけれども、この欠陥隠しの事件後、検査の体制はどのようになっていたのかという点、具体的に、国交省は、リコール隠し、欠陥隠しの教訓をどう導き、検査の体制等の見直しをどのように行ってきたのか。
○本村(伸)委員 具体的にお伺いをいたしますけれども、二〇〇四年の欠陥隠しの発端となったのは、二〇〇二年、横浜市で、大型トレーラーの車輪が突然外れて歩行者を直撃いたしまして、ベビーカーを押して歩道を歩いていた親子三人に直撃をし、二十九歳のお母さんが亡くなり、二人の子供さんがけがを負った、こういう深刻な事故があったわけでございます。
ところが、先ほど来も出ておりますけれども、この間、三菱ふそうの欠陥隠し事件、リコール車両の続発、自動車販売店や車両メーカーによる不正な二次架装問題、検査場での不正車検など、事件が多発をしました。 そこで、大臣にお伺いしたいんです。車検制度の信頼性回復、不正車検等の再発防止のため、検査の一層の厳格化と体制整備を進めることが必要だと思いますが、どうですか。
その後、三菱の欠陥隠しが発覚いたしまして、今年の十一月三日の報道では、山口地検は事故の原因はクラッチの欠陥であり、男性に過失はないとして、嫌疑なしで改めて不起訴処分にしています。今年の五月、三菱ふそうトラック・バスのヴィルフリート・ポート社長は、一九九六年の検討会議でリコールを決めていれば山口県の事故は起きなかったと認識を示して謝罪をしました。
○吉川春子君 企業ぐるみとかトップの犯罪の場合に、例えば食肉偽装事件とか武富士の盗聴事件とか三菱自動車のリコール隠し、タイヤ脱輪、欠陥隠しなど、組織ぐるみの場合とか企業のトップの犯罪になっているわけですね。
この間、三菱の自動車欠陥隠しにかかわる問題を、私、三月三十一日に質問しました。 それとの関係で、この間、宇佐美三菱ふそうトラック・バス前会長らが逮捕される、今取り調べが行われている。ハブの欠陥を隠し、国土交通省に整備不良とうその報告をされたといいます。三年前、ユーザーからのふぐあいの指摘、苦情一万件余りを運輸省に隠していたリコール隠し事件に続く三菱自動車の不祥事です。
そこで、その反省が必要だと私は述べたんですが、今日はっきりしていることは、結果として、国土交通省の姿勢がリコール申請をおくらせ、虚偽の報告、欠陥隠しを許してしまった。その責任をどう認識し、どのように反省しているのか、お答えいただきたい。
それは、マツダが乗用車の走行中の異常などをユーザーに公表しないまま欠陥隠しを行ってひそかに八十点余りの改善部品をつくって対応していたという事実に対してリコールを指示した、これは定速走行装置の部品に欠陥があるというふうに認定したからというふうに報道されたわけでございます。
そして、原子力船「むつ」について言えば、政府の「むつ」放射線漏れ問題調査委員会、いわゆる大山委員会も指摘したように、単なる遮蔽設計の初歩的ミスだけでなく、全体に欠陥が及んでいる疑いがきわめて強いものであるにもかかわらず、佐世保での改修、総点検は、肝心の原子炉圧力容器内には全く手を触れないで遮蔽装置の補強のみにとどめ、結果として「むつ」の欠陥隠しとなるものであります。
またもやここで事故隠しじゃないかと、原子力機器のすきあらば欠陥隠しをやろうと、こういう姿勢が電力会社の側に出ているんじゃないか、そして依然としてそういう姿勢をまた通産省が追認をしておるんじゃないかというふうに強く思わざるを得ぬわけです。
にもかかわらず、「むつ」の総点検なしに遮蔽改修だけを急ぐ政府のやり方は、「むつ」の欠陥性を取り除く保証はなく、結果として「むつ」の欠陥隠しになり、国民を斯くものであります。これが第一の、反対理由であります。 第二に、本法案は、事業団を研究所に切りかえることを前提としていますが、これは単なる看板のかけかえにすぎず、現状では欠陥隠しの固定化にならざるを得ないものであります。