1948-12-21 第4回国会 衆議院 人事委員会 第12号
ということになりますと、事檢察権運用に関することが問題になるわけであります。法務総裁は先般の本会議場において、檢察権運用に関する根本方針をお述べになりました。そのお述べになりました点については、私も共感いたすものが多々あつたのであります。それで、ここでお尋ねいたしたいのは、檢察権の運用は嚴正公平になさる御意思があるかどうかということであります。
ということになりますと、事檢察権運用に関することが問題になるわけであります。法務総裁は先般の本会議場において、檢察権運用に関する根本方針をお述べになりました。そのお述べになりました点については、私も共感いたすものが多々あつたのであります。それで、ここでお尋ねいたしたいのは、檢察権の運用は嚴正公平になさる御意思があるかどうかということであります。
○高橋禎一君 私は、日本檢察の使命の重さを考え、また眞に日本檢察を愛しまするがゆえに、その運用におきまして遺憾の点の少くない現状をそのまま放置し、これを默視するに忍びませんので、この際吉田総理及び法務総裁に対しまして、檢察権運用に関し若干の質問を試み、政府の所信を承りたいと存ずるものであります。
○高橋(禎)委員 ただいまの御答弁では、利はまだ私法務総裁の檢察権運用に関する根本理念というものを、十分に納得できないのでありますが、とにかく誠意をもつて、合理的に事を運んで行きたいというお考えであることは了解できるのであります。吉田内閣は組閣成立当初において、官界、財界、政界の綱紀の粛正ということを大きな看板として掲げられまして、それを國民の前に声高く主唱されたのであります。
從つてこの際法務総裁の、檢察権運用に関する根本理念を伺つておきたいと思うのであります。まずその点について御答弁を願います。