1948-12-10 第4回国会 参議院 法務委員会 第4号
ところが今日滔々として檢察及び裁判所方面において行われておりまする非合法的な取扱い方が、殆んど公然のごとくに行われております事実があります。というのは、警察官がいわゆる強制搜査をする、警察官の強制搜査を禁止して檢事に勾留権限を與えたことは警察官の強制搜査をやめて貰う。そうして檢事の手によつて強制勾留をして、搜査をして貰うことに対して、檢事勾留の制度は、言うまでもなく布かれたものと思つております。
ところが今日滔々として檢察及び裁判所方面において行われておりまする非合法的な取扱い方が、殆んど公然のごとくに行われております事実があります。というのは、警察官がいわゆる強制搜査をする、警察官の強制搜査を禁止して檢事に勾留権限を與えたことは警察官の強制搜査をやめて貰う。そうして檢事の手によつて強制勾留をして、搜査をして貰うことに対して、檢事勾留の制度は、言うまでもなく布かれたものと思つております。
われわれが弁護士として関係いたしておりましても、法律に何かひつかかりがありますと、必ずそれをもつて人身の自由を束縛しようというのが、今まで檢察及び裁判所の慣例である。保釈もなかなかそれによつて許さない。