1986-02-25 第104回国会 衆議院 交通安全対策特別委員会 第3号
午前中は、二月十八日にジャンボ機の機首部分の枠組みを内側から点検することを義務づけたTCDを運輸省が出された。ところが、一九八三年の三月の時点、それから五月の時点にその問題がCOAということで運輸省にも提出をされているということ、それはいわゆる機首部に亀裂がたくさん発見されたということでありました。
午前中は、二月十八日にジャンボ機の機首部分の枠組みを内側から点検することを義務づけたTCDを運輸省が出された。ところが、一九八三年の三月の時点、それから五月の時点にその問題がCOAということで運輸省にも提出をされているということ、それはいわゆる機首部に亀裂がたくさん発見されたということでありました。
運輸省は二月十八日、ジャンボ機の機首部分の枠組みを内側から点検することを義務づけた耐空性改善通報を出しましたね。その前に二月三日、米連邦航空局がボーイング747の機首部の胴体強度について緊急点検するよう耐空性改善命令を出しました。ボーイング社も同様のジャンボ機の総点検を指示をしたということであります。
機体は、機首部分が切断され、また右翼つけ根部分を大きく損傷したため、御乗客百六十六名のうち二十四名の方々がお亡くなりになり、百四十二名の方々が御負傷されるという、まことに遺憾な事態に立ち至りました。まことに断腸の思いでありまして、ただただひたすらおわび申し上げる次第でございます。 次に、御被災者の方々に対する応急措置につきまして、御報告申し上げます。
現場の状況は、太郎坊気象観測所から南西方二百メートル付近に該機の本体部分があり、この本体部分から南西方五百メートル付近に機首部分、西方三百メートルと四百メートル付近にそれぞれ第一エンジンと第四エンジンがあり、本体部分から東方二千メートル付近に尾翼の一部が発見された。遺体は、機首部分及び本体部分を中心に散乱していた。