2015-07-10 第189回国会 衆議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第19号
その米軍の資料によりますと、米軍においての機雷処理を、機雷が敷設される前に敵の機雷敷設能力を排除する攻勢的機雷対処と、既に敷設された機雷に対して各種手段により対抗する防勢的機雷処理とに分類をしており、こうした攻勢的機雷処理は、通常、機雷戦部隊によっては行われないものと承知をしております。
その米軍の資料によりますと、米軍においての機雷処理を、機雷が敷設される前に敵の機雷敷設能力を排除する攻勢的機雷対処と、既に敷設された機雷に対して各種手段により対抗する防勢的機雷処理とに分類をしており、こうした攻勢的機雷処理は、通常、機雷戦部隊によっては行われないものと承知をしております。
そこでは、確かにおっしゃっていますように、日本の掃海部隊について、近代的かつ有能な対機雷戦部隊を保有している、このように高く評価しています。一方、米軍については、掃海部隊については脆弱、このように指摘しておりまして、その理由として、歴史上、海軍の計画、運用の年間全予算の一%にとどまっていることを挙げております。 アメリカの機雷掃海能力と日本の機雷掃海能力、なぜアメリカが脆弱と言っているのか。
一九四六年、日本に駐留していたアメリカ海軍掃海部隊はカルフォルニアに引き揚げ、一九四七年までに太平洋方面掃海担当の太平洋機雷戦部隊はチェスター・ニミッツ海軍作戦部長によって廃止され、掃海作業は後方支援及び駆逐艦部隊の付随業務に移管されていた。
そして、太平洋機雷戦部隊司令部は現在廃止をされております。で、太平洋地域の米掃海艇の全隻数は現在大きく削減をされております。そして全く朝鮮戦争のときと同じ状態になっている。だから北ベトナム封鎖機雷の掃海作業に何らかの形で協力を求められる可能性というものは非常に強いわけであります。