2006-03-22 第164回国会 参議院 環境委員会 第5号
お尋ねの海草の移植実験でございますけれども、正にその移植実験につきましては、おっしゃいました機械移植及び手植え移植、その二つの方法により平成十年から行っているところでございます。 機械移植実験でございますが、平成十七年度の環境保全・創造検討委員会におきまして、広域的な移植に対する適用性、台風時における減耗の抑制効果について一定の知見が得られたという段階の評価を受けてございます。
お尋ねの海草の移植実験でございますけれども、正にその移植実験につきましては、おっしゃいました機械移植及び手植え移植、その二つの方法により平成十年から行っているところでございます。 機械移植実験でございますが、平成十七年度の環境保全・創造検討委員会におきまして、広域的な移植に対する適用性、台風時における減耗の抑制効果について一定の知見が得られたという段階の評価を受けてございます。
また、失敗した機械移植の対策として減耗試験をしました。手植え移植や減耗試験の結果はどうだったのか、ちょっと簡単にお答えいただけますでしょうか。
それからさらに、台風等による影響を軽減するという意味で、また能率ということも考えますと、機械移植をやって、しかも減耗をしないように、つまり流されたりしないようにどのようにやれるだろうかということで、平成十五年二月から三月にかけまして二百二十五平方メートルやっております。
なお、九月の時点で、これはワーキンググループにおきまして、手植え移植の適用性が非常に高いと、機械化移植のモニタリングを継続、減耗試験を併せて行いながら、機械移植についてはそういう適用性が認められたということを受けまして、同じく九月三十日の環境監視・検討委員会におきましてもその適用性が高いということが皆さんの了解を得られまして、十月に海上工事に着工したという経緯でございます。
吉野さんは、手植え移植について、あくまでも機械移植との比較で示されたものであり、参考又は予備実験の域を出ない、適地選定を探るための一つの指標が示されただけであり、この指標の有効性を検証するための調査実験が当然必要となる。したがって、手植え移植でさえあくまでも予備実験の範疇にあり、何ら本格的評価の対象とはなり得ないのが実情である。
ところが、泡瀬地区環境監視・検討委員会は、機械移植した海草の生息、生育を確認したとは認めていないわけです。それにもかかわらず、沖縄総合事務局は昨年十月、手植えによる移植は適応性が高いと断定をして海上工事の着工を強行しました。環境省は手植え移植ならいいと評価をされたのでしょうか。
さらに、先月、減耗対策工法試験という名目で手植えの二倍近い二百五十平米を機械移植をしました。前の機械移植では移植したブロックの砂が流出して海草が壊滅したということから、今回は、海草ブロックのすき間を埋めて移植する、海草ブロックの周辺に土のうを並べ、ブロックのすき間に掘削土砂を詰める、移植場所を深さ二十センチ掘って移植し、すき間に土砂を詰めるという三つの方法でやりました。
にもかかわらず、機械移植がだめなら手植え移植では可能だということで工事を着工いたしました。その手植え移植について、その評価をめぐって専門家の先生が一人辞職されたわけですね。 お一人だけにとどまりません。今度の、この間の環境監視・検討委員会には、ほかの専門家からも意見書が出ています。
○岩佐恵美君 そこで、その海草の機械移植については、地元の環境保護団体の皆さんの具体的な調査によって、失敗だったということが追及されまして、沖縄総合事務局は、もう機械移植はちょっとできなくなっている、そこで手植え工法なら大丈夫ということで年度内の着工に踏み切ったわけですね。 環境省に伺いたいんですが、手植え移植なら大丈夫なんですか。
それでは、機械移植をするときにどのようにすれば、あるいはどういう時期にやれば移植がより効果があるのか、これも検討すべき課題であるということで、環境省からも申し入れがございましたが、こういった点を包括的に委員会にまたお願いしながら技術的な内容の詰めを行っておりますので、そういったことが見通しがつくということが何よりも大切であると考えております。
○細田国務大臣 前の環境監視・検討委員会では、藻場の移植、機械的な移植も可能であるという判断もあったわけでございますが、ただ、その後、非常に台風等により海の底が大荒れの状態になりまして、それを検証したところ、どうも機械移植した部分にはいろいろ問題があるということも発見されまして、さらに九月三十日には、さらなるモニタリングをやらなきゃならないし、どのようなやり方でやったらいいかということをよく考えなければならないという
環境破壊に対する批判が高まったために、沖縄総合事務局は三ヘクタールの海草群落を移植する大規模な機械移植実験を行いました。そして、実験は成功したとして、八月には工事に着工するとしています。工事計画では、今後、泡瀬地区の海草二十五ヘクタールを移植をするとしています。実験は、海草群落を長さ二メーター、幅一・五メーター、厚さ二十センチのブロックに切り取って別の地域にただ置くだけのものです。
長官がおっしゃったのは、①、②、③、④のうちの③のわずか一部分で、おおむね順調であり、総合的に検討した結果、機械移植工法により海草の移植が可能であることがワーキンググループで確認されたというだけの話なんですよ。環境省が言っているように、この点については根拠が不明確であります。 私、もう一つお聞きしたいのは、このワーキンググループというのはどういうふうな者で構成されているんですか。
それは、機械移植工法による海草の移植は可能とした去る二月二十二日の環境監視・検討委員会の結論を踏まえて発言されたものと思われます。 この機械移植工法による海草の移植という技術は、科学的に既に確立された技術であるとの御認識に立っておられるのかどうか、その辺について御説明願いたいと思います。
○島袋宗康君 今の返答では、御答弁ではまだちょっと納得し難いところがありますから、是非継続的に、それが、機械移植が成功した、あるいは成功するというふうな観点で事業を進めるなら進めてほしいということを申し上げて、終わります。 ありがとうございました。
始まったばかりの海草の大規模な機械移植の現場を見てまいりました。大型機械で海草を一メーター掛ける一・五メーターぐらいの大きさで、厚さというか深さ二十センチぐらいから根こそぎとります。それを次々と順次掘り上げていって、そして移植先に植えかえる、そういう作業をやっていました。海草をはぎ取る規模というのは三ヘクタールにも及びます。
いずれにしても、今回の大規模移植は、三月に行った機械移植について小規模の範囲では有効性は確認できたという、泡瀬地区環境監視・検討委員会の海藻草類・移植保全ワーキンググループの判断に基づいて始められたものです。ところが、ワーキンググループの確認は七月段階のものなんですね。その後の台風による被害状況というのはこのワーキンググループでは検討されていないんです。
しかし、最近の動向を見ますと、従来作付面積が多かった台中六十五号といった品種から、わせで多収のトヨニシキあるいはチヨニシキといった奨励品種が普及してきておりますし、また機械移植とか機械刈り、こういった普及によりまして栽培期間が適期にとれるというようなことから、年年平年単収も伸びてきてまいっております。
というのはいわば営農活動の一環であるからという理由によりまして多少のおくれが出ました場合にも助成することなく推移いたしたわけでありますが、本年の場合には従来に比べて際立った融雪のおくれでございますし、ただいま山極審議官から申し上げましたように、たくましい稲づくり運動をことしからやる、こう言っておるやさきでもございますので、本年につきましてはおおむね四十九年の前例にならいまして、共同苗代、委託苗代あるいは機械移植用
それから三番目は、田植え機の開発とそれから機械移相のための育苗技術の開発ということで、今日日本の稲のほとんど九〇%以上が機械移植が行われているということで、そのために多収、——非常に安定した稲作が行われる大きなもとになっておるわけでございます。 それからもう一つは、施肥技術の改善ということに長い間努力をしてまいりました。
先ほどの御指摘にもありましたように、一つは、六月以降に田植えを行って稲への産卵数をできるだけ減らさせるということ、それから田植え前に畦畔であるとか土手のような、この虫が越冬するところにそういう薬剤を散布して成虫をできるだけ殺す、それから田植えの一週間後ぐらいに植えた稲に対しましてMPP剤を散布してそこに飛んできた虫を殺す、それから機械移植の場合にはカルタップ剤を育苗箱に施薬いたしましてそのまま植えつける
○政府委員(犬伏孝治君) 確かに、御指摘のように、豪雪がございました場合に、適期に苗代等を設置することが困難になりまして、その場合に委託苗代の設置でありますとか、機械移植用の苗の施設の整備とか増設等の助成を、その被害の発生状況を見ましてやってきておるということがございました。
「健全な苗をそれぞれの苗の種類に応じた適期に移植した場合には苗の種類による生育差は少なく、特に稚苗の機械移植で被害を」大きくしたとは見られない、何たる暴言かと言うのだ。青森県の藤坂の農業試験場が口を酸っぱくして言って歩いて、東北のこの地で稚苗はまだ無理だ、だから皆さんは稚苗をやめなさい、中苗にしなさいと言って指導して歩いたのです。その指導が必要なんです。
具体的な例を申し上げますと、岩手県あたりでは、今回被害を受けました地帯については、いままでは使っておりませんけれども、北海道である程度普及をしております品種、これは耐冷性が非常に強いわせ品種でございますが入れるという計画がございまして、計画どおりいけばある程度の普及が図られるだろうと思っておりますし、そういう品種の見直し、それから最後に先生の御指摘になりました稚苗機械移植の問題、これにつきましても機械移植
それも栽培管理のやり方に非常につながっているわけでございまして、冷水がかりのたんぼでございますとか、それからさっき機械移植の問題が出ましたけれども、機械移植による被害も、これは機械移植そのものによる被害というよりもむしろ移植の適期を誤った、あるいは苗床の管理が悪くて不良苗を機械移植で持ち込んだというようなことが大きな原因であるというふうに見ております。
それからもう一つ、東北地方では機械移植が非常に進歩発展をしております。全国では七割ちょっと程度の普及率に対しまして、東北地方では八割を超える普及率ということになっておりますが、その機械移植のやり方の問題につきましては、これはやはり問題があるのではないか。稚苗移植を機械によってやるということが不適当な地帯においてまで稚苗移植を機械でやるということが見られております。