2011-04-14 第177回国会 参議院 国土交通委員会 第7号
日本航空においては、大幅な機材変更や路線の再編等が行われ、必要とされる操縦士の数、この見通しが不透明であります。その一方、羽田や成田の空港容量の拡大や航空機のダウンサイジング、少量多頻度運航とでもいいましょうか、により、操縦士の数は大幅な増員が必要であるとの指摘もあります。
日本航空においては、大幅な機材変更や路線の再編等が行われ、必要とされる操縦士の数、この見通しが不透明であります。その一方、羽田や成田の空港容量の拡大や航空機のダウンサイジング、少量多頻度運航とでもいいましょうか、により、操縦士の数は大幅な増員が必要であるとの指摘もあります。
機材故障が多く、一度イレギュラーが発生すると、機材変更等の判断が遅く、セクションごとのコミュニケーションがとれず、お客様に多大な御迷惑をおかけしています。五年前、事業改善命令が出されたとき、機材故障を初め不安全事例が多発してJALの信頼は一気に崩れました。現在の状況はあのときの再来と感じています。大きなインシデントが起きるのではないかとかなりの危機感があります。
リストラの怠り、機材変更、時代に合った航空産業になるための先を見越した努力というものが、全日空と、比べるというのは相対的なものでしかありませんけれども、全日空がホテル事業を全部売って、そのお金で機材の変更をやって、そして燃費改善やあるいは小型化に対応していこうとしていたものに比べても、かなりおくれてきたのではないかと思います。
お聞きしますけれども、YSからジェット機の方に切りかえる場合、つまり機材変更でございますね。その場合でもいろいろな諸条件が必要なわけなんです。まず滑走路の問題がありますし、何よりも航空需要の問題があるわけなんですね。離島の場合は航空需要がそう簡単に伸びるわけじゃありませんで、例えば大島約七万、それから三宅島約五万ですね。