1956-05-16 第24回国会 衆議院 商工委員会 第50号
いわば機場自体が政府の施策の悪いおかげで病人の状態にある。従ってごちそうを作って持っていったって食いやしません。食えません。あなたたちにはごちそうと思われるものが栄養にならないのですから、これはカンフル注射をやらなければならぬ。死ぬ一歩手前の人間だ、倒産一歩手前の人間だ、カンフル注射をやる、そうしなければ設備を更新するなんというところまではとてもいくものじゃございません。
いわば機場自体が政府の施策の悪いおかげで病人の状態にある。従ってごちそうを作って持っていったって食いやしません。食えません。あなたたちにはごちそうと思われるものが栄養にならないのですから、これはカンフル注射をやらなければならぬ。死ぬ一歩手前の人間だ、倒産一歩手前の人間だ、カンフル注射をやる、そうしなければ設備を更新するなんというところまではとてもいくものじゃございません。
なるほど機械輸出であるとか、その他の輸出においてある程度の補いは行われておることは承知しておりますが、しかしこれは紡績自体、機場自体が補っている方がはるかに多いのでございます。その際に政府は一体どのような情心をここにかけたのでございますか。何がゆえに九牛の一毛であるところのトルコの原綿輸入だけをそのようなことをしてやらなければならないのか。
従って今のお話のような縦糸に毛糸を使い、横にスフを使うという場合には、むろん機場自体にどういうパーセンテージかということもわかるはずだと思いますし、それから組合の検査というものを自発的に受けていくということで、その検査を通じましても的確に品物がわかってくるということになろうと思います。