1965-02-05 第48回国会 衆議院 予算委員会 第6号
こういうふうに謳歌するでありましょうし、また先進国への橋渡し予算である。政府はいよいよ後進国から先進国へ本年度の予算をもって橋渡しをしておるんだ、こういうように謳歌されておるようでございます。しかし、そういうような社会開発の夜明けというようなムードで本年度予算が編成されたとすれば、これは、私は槿花一朝の夢に終わるのではないか、このように考えておるのでございます。
こういうふうに謳歌するでありましょうし、また先進国への橋渡し予算である。政府はいよいよ後進国から先進国へ本年度の予算をもって橋渡しをしておるんだ、こういうように謳歌されておるようでございます。しかし、そういうような社会開発の夜明けというようなムードで本年度予算が編成されたとすれば、これは、私は槿花一朝の夢に終わるのではないか、このように考えておるのでございます。
以上の諸点より見まして、昭和三十一年度予算案は、インフレなき拡大均衡予算のスローガンに完全にマッチする予算案でありまして、さらに将来の積極財政への橋渡し予算と考えましてもまことに完備せるものと思い、私どもは双手をあげて賛成をいたす次第でございます。(拍手)
(「時間厳守」と呼ぶ者あり)以上申しましたような点に対しまして、我々はこの予算に対しまして熱心に審議を続けたのでありますけれども、両條約に反対し、そうして飽くまでも平和とそれから民族の独立、自由、こういうものを求めるところの我々日本共産党はこのような戰争準備のための橋渡し予算であるところの本補正予算に対しましては絶対に反対せざるを得ないのであります。
今回の予算案は、まさに独立への橋渡しの予算どころか、植民地と戦争への橋渡し予算であるといわなければなりません。(拍手) 最後に私は、賠償問題について大蔵大臣にただしたいと思うのであります。大蔵大臣はことさらに賠償を軽く見ておりますけれども、これは国民を欺瞞するものであります。