1961-03-27 第38回国会 参議院 予算委員会第一分科会 第1号
○村山道雄君 首都圏整備の問題に関連をいたしまして、首都圏整備委員会事務局長樺山政府委員にお尋ねをいたしたいと思います。
○村山道雄君 首都圏整備の問題に関連をいたしまして、首都圏整備委員会事務局長樺山政府委員にお尋ねをいたしたいと思います。
○樺山政府委員 ただいま御質問の第一点でございますが、この法案は、もう少し早く出した方がよかったのじゃないかという点につきましては、実はこの法案は、工場と学校の新設を制限する法案でございます。従いまして、制限するだけでは、東京都に入っていきたいという工場ないし学校の措置が不十分でございますので、それを収容いたします用地を他に作ってやるということが必要でございます。
○樺山政府委員 第八条の許可の基準につきましては、ただいま御意見がございましたように、八条で例外の場合として許可をいたします場合を定めておるわけでございます。第二号、第二号につきましては、通産省あるいは文部省と十分打ち合せをいたしまして、この解釈を極度に制限をいたしまして、特に例外的な場合のみを許可するということで話し合いをいたしております。
○樺山政府委員 具体的に申しますと、たとえば工場につきまして、通産省が関係しております事業がございます。それで、それらにつきまして許可をいたします場合はもちろんでございますけれども、不許可の場合につきましても、産業政策上調整という問題がやはり残りますので、その点は、通産大臣の意見を聞きまして、その承認を得て知事が許可をするという建前にしておるのでございます。
○樺山政府委員 法律的な点から申しますと、許可をいたします場合に、承認を受ける場合は別といたしまして、不許可の場合に承認が事前に得られないということでありますと、不許可のまま残るわけでございます。ただいまおっしゃった意味とは相反しないのじゃないか、かように考えます。
○樺山政府委員 ただいまお話がございました市街地開発区域の整備につきましては、この前の通常国会におきまして、首都圏市街地開発区域整備法という法律をお願いいたしまして、成立になりました。その法律によりまして、私どもは現在の市街地開発区域の整備の促進に当っておるという状況でございます。
○樺山政府委員 ただいまお話がありました通りでございまして、この人口増は、転入いたしましたものから転出いたしましたものを差し引いた数字がこの増の欄に出ておるのでございます。従いまして、東京に参りましても、引き揚げたものもございますし、また従来東京におりましたものが何らかの理由で外に出ていくというものも転出の中に入りまして、これが差し引かれておるということになります。
○樺山政府委員 ただいま御指摘がありました通りに、三十四年度から逐次減っておる数字になっておりますが、疎開者の引き揚げとか、あるいは外地からの引き揚げとか、こういったものがこの三十四年、五年等に非常に多かったのじゃないか、こういう推定でございます。
○樺山政府委員 これは、昭和三十一年の統計でございます。
○樺山政府委員 首都圏の既成市街地における工業等の制限に関する法律案につきまして、逐条説明を申し上げます。 第一条は、目的を規定しておりますが、すでに提案理由説明の際申し上げた通りでありますので、説明を省略させていただきます。 第二条は、以下の条文に出て参ります「既成市街地」、「作業場」、「教室」、「制限施設」、「基準面積」及び「学校」の定義をいたしたものであります。
○樺山政府委員 本月の二十七日に起りました川口市におきまする不法事件の概要を御報告申し上げます。 二十七日の午前十時から川口市の自由労働者組合の結成大会が開催されまして、約二百五十名が参加いたしまして、その大会が終了いたしましたあと、午後一時ごろから参加者の中の百五十名ほどが市役所に向いましてデモをいたしました。
○樺山政府委員 先ほどちよつと申し落しましたが、二十七日の事件につきまして、翌朝早く二人ほど首謀者といたしまして検挙いたしております。その検挙の理由は、二十七日にいたしました無届デモの首謀者といたしまして検挙いたしております。なおただいまの御質問にございました適用法規の問題につきましては、又退去罪をもつてこれを取締つて行くということになると思います。
○樺山政府委員 私にお名ざしでございますが、実は私の所管ではないのでありまして、責任のある答弁ができませんので、はなはだ残念であります。
○樺山政府委員 電話の専用料金の問題でございますが、大体専用料金は御承知の通りきまつておりまして、それに必要な料金は予算で組んでいただく建前になつております。従いまして会計上の取扱いの手数によりまして、ある程度遅れらということはあり得ると思いますけれども、全体といたしまして、予算の不足のために専用料金が払えないという事態はあり得まいと考えます。
○樺山政府委員 ただいまのお説はまことにごもつともでございまして、私どもといたしましては、警察の通信がとまりますことは、警察事務の遂行上非常に大きな障害であります。従いまして全力を盡してさようなことがないように、十分努力をいたしたいと思います。
○樺山政府委員 さような事態になりますと、警察事務を執行いたします上に非常に大きな障害になることは、申し上げるまでもないのでございます。従いましてさような事態が起らないように、私どもといたしましては最大の協力を払わなければならねと考えております。