1985-05-28 第102回国会 参議院 農林水産委員会 第18号
だから、いろいろあるけれども、樹園地ごとの引受方式を何とか導入してもらいたい、この声が一番大きかったということを私申し上げておきます。
だから、いろいろあるけれども、樹園地ごとの引受方式を何とか導入してもらいたい、この声が一番大きかったということを私申し上げておきます。
それから、樹園地ごとの共済であればまだいいが、台風一本だけのものならまだいいが、こういういろいろな議論が出ているわけであります。私は、果樹共済、青森県のリンゴをこのままほっておくと壊滅するのじゃないかという心配を持っております。 そこで、この果樹共済、リンゴ共済をどうして守っていくのか、どうして農家の加入率をふやしていくのか、やめるのをどうして阻止するのか、もう少し具体的に聞かしていただきます。
これはやはりいろいろ現地で聞いてみますと、樹園地ごとの共済をしてほしいという要求が非常に強いわけですね。これは当委員会でも何度か論議をされております。もし樹園地ごとの共済にできなくても、せめて桃とかあるいは温州ミカン並みにわせとあるいは中晩生を合わせて、こういうような分類で、ぜひこの共済の制度を改正してほしい、こういう要求が非常に強いわけでありますが、これについての農水省の見解はいかがでしょうか。
しかし、果樹共済では、農民の間で最も要望の強い樹園地ごと引き受け方式は実施されず、一方、半相殺方式の導入と引きかえに支払い率を後退させ、また無事故農家への掛金割引も、組合の中の被害の多い農家への割り増しに転嫁するなど、実のある改善になっていません。こうしたことは、加入促進の趣旨とも相矛盾するものであります。 わが党の修正案は、真の制度充実によって農家の期待にこたえようとするものであります。
結局二月で数カ所の園地がありますと、一カ所が全滅しても実際にはその農家全体で三割を超える被害がないと共済金が支払われないというようなところからも来ておると思うので、いわゆる樹園地ごとの引き受けの実施を農家の人々は強く要望しておると思うんです。
しかし、果樹共済では、農家や共済団体から最も要望の強い樹園地ごと引き受け方式は実施されておりません。また、新たに導入される半相殺方式では、実質的にてん補を引き下げる内容になっており、無事故農家への掛金割引も、その分を組合内で被害の多い農家への割増しに転嫁するなど、実のある改善になっていません。
ミカンの中心、有田郡市などで直接意見を聞いてきたのでありますが、樹園地ごとの引き受けをぜひ実施するように改正してほしい。これが一番切実な要望でした。これは被害の実態に即した支払いになるという点でも、それから園地を持つ農家も入りやすくなる。
○井上(敦)委員 樹園地ごとにすると掛金が高くなるのじゃないかというような議論であったかと思いますが、水稲共済における現在の掛金率を全相殺、半相殺、一筆ごとのそれぞれについてどうなっているのでしょうか。いわば園地ごとにすると掛金が高くなるというその根拠ですね。
三つ目は、果樹共済の引き受け実施を樹園地ごとにやっていただきたい。こんなことを何か検討していただければなというふうに思って主張して、質問を終わります。
したがいまして、それぞれの農家の果樹の生産、販売の姿を樹園地ごとに確認するということは、技術としてもちょっと不可能に近いのじゃないかということで、園地ごとという案は実は初めから放棄いたしておるわけでございます。
したがいまして、私どもといたしましては、やはり果樹共済は樹園地ごとの共済という方向ではなくて、やはりある程度の自家保険の機能を含みながら、しかし一たん緩急の場合にはかなりまとまった金額が受け取れるという形での制度として育ててまいりたいというふうに基本的には考えております。
○田中(恒)委員 一筆単位の、いわゆる樹園地ごとの共済をやられるなら、三〇%というものもある程度妥当性があると私は思うのですけれども、農家単位ということになりますと、園地が各地に分散をしておりますから、災害のあるところ、ないところが非常にきわ立って出てまいりますだけに、この三〇%というものではあまり役に立たないのじゃないか、こういうふうに感ずるのですよ。
そこで、これをかりに水稲の場合の一筆立てに近い形、まあ果樹一本一本とは申しませんけれども、樹園地ごとにというようなことで共済にかけようとしますと、どこの部分が出荷されていったのかという、しかも一つの木から何回も分けて収穫するわけでございますから、どの木の分が何キロ出ていったかというようなことを確認することは至難のわざになるわけです。
○政府委員(小暮光美君) 実は、くだものについての統計は、残念ながら樹園地ごとにどの程度の要するに零細規模であるか、あるいは一農家当たりどの程度の数の樹園地を持っておるかということを正確に把握できるところまでまいっておりません。そういう実情にございます。したがいまして、御指摘の問題に統計的に直にお答えすることは、実は、現状ではできません。