1982-10-07 第96回国会 衆議院 安全保障特別委員会 第5号
この数字を前提といたしますと、それがカバーする範囲は横太南部、千島列島の南半分、それから沿海地方でございます。したがいまして、いま先生がおっしゃいましたペトロパブロフスクは入らないというふうに理解しております。
この数字を前提といたしますと、それがカバーする範囲は横太南部、千島列島の南半分、それから沿海地方でございます。したがいまして、いま先生がおっしゃいましたペトロパブロフスクは入らないというふうに理解しております。
ところが、あのサンフランシスコ平和条約によって千島という日本の固有の領土、特に四つの島など昔から伝統的に日本の領土であるものまで含んで、また千島の中、北の千島でさえも、これは明らかに明治八年の千島横太の交換条約で、正規の手続で交換したのですからね。
これは賠償であろうがあるまいが、日本の生産力等から見ますと、これをもう五億ドルにしても七億ドルにしても八億ドルにしても、私は他の機会に申し上げたと思いまするが、戦前に朝鮮、台湾、横太、あるいは満州、シナ、あるいは東南アジアに出しておった資本投下というものは、これは経済力からいって、今よりももっと割合が多いのじゃないかという気がいたしておるのであります。
名は代償でありますが実は横太南部を譲渡して交渉の妥結をはかったのであります。」こういうことを言っております。そういうふうに一度結んだ条約というものは守っていくということが、これは国際間の平和維持の根本でございますので、私は講和条約に触れるということはいたしたくない、こう思っております。
今期国会閉会中、現在までにおいて中共地区及び横太等からの引揚者の実情調査並びに労働、厚生行政実施状況の実情調査のため委員派遣を行なったのでありますが、これらの報告は口頭報告にかえ、その内容を会議録に掲載してごらんを願うことといたしたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
ところが最近になると、きょうの御答弁でも、千島、横太の問題というのが、日ソ交渉の基本的な問題のような格好になっておることが明らかだ。これはどうしてもポツダム宣言というものを、日本の政府の考えでは否定してかかっておると解釈せざるを得ない。サンフランシスコ条約はあれは何によって結んだのですか、これはどういうことでありますか。
○福田(昌)委員 返還されました千島、横太が他国の軍事基地になることはできるだけ防がなければならないという御答弁でございましたが、これは当りまえのことでありますが、これをできるだけ防ぐためには、講和条約と行政協定を改訂する以外にはないのでございます。
それから、一般人が残留しておるかいないかということのお尋ねでありまするが、現に、私がバムから出て参りまするときに、樺太庁関係、及び北海道から密航をいたしまして横太でつかまつた者、そういう者が、最後のラーゲルに私どもが九名残りましたときに、三名まで残つた。そして、その一人はバムのその分所にそのまま残りまして、他の二人はタイセツトまで同行いたしまして、タイセツトでさらにふるい落されております。
戦犯であるといなとにかかわらず、刑を受けた者、及び刑期が満了してまだ残つておるような者で、この事情と中央の引揚げとは事情が違うと思いますが、中共引揚げと同じような問題が、横太に特例的に見られる。御承知のように、樺太は元は日本の領土であります。引続き日本人がそのまま残つております。これらの人たちは中共の人たちと似たような環境にある。これらの人たちは土地を持つております。
また横太方面に残つておられるのは御婦人に多く、朝鮮人と結婚しております。これはやはり生活のために結婚しておるというのがおもであつて、帰りたいという意思はみな持つておる。ただ、日本に帰つて生活がどうかという懸念があつて、それよりはしばらく帰らなくてもいいから向うで結婚しておろう、こういうのが多いのであります。
○高倉委員 このクリル群島と千島列島を同じように考えておられるような今のお話でありますが、これは明活八年の樺太・クリル交換條約によつて決定されたものであつて、その交換條約によりますと、第一條に、横太全島はロシヤ領土として、ラペルーズ海峡をもつて両国の境界とする。第二條には、クリル群島、すなわちウルツプ島から占守島に至る十八の島は日本領土に属す。