2016-05-10 第190回国会 衆議院 国土交通委員会 第12号
住民の皆さんが地震の後現地に入って調査をされたわけですけれども、資料に出しております裏のページを見ていただきたいんですけれども、横ずれ断層を確認しているというふうに言われております。これも想定内だったんでしょうか。
住民の皆さんが地震の後現地に入って調査をされたわけですけれども、資料に出しております裏のページを見ていただきたいんですけれども、横ずれ断層を確認しているというふうに言われております。これも想定内だったんでしょうか。
先生お尋ねのありました今般の熊本の地震でございますけれども、四月十五日及び十七日に開催されました政府の地震調査委員会の評価によりますと、いずれも、内陸で発生したいわゆる直下型の横ずれ断層型の地震でございます。
また、津波に関しては地震の規模だけで決まるものではなく、それが縦断層なのか横ずれ断層なのかによって大きく違うし、いろいろと地域の特性もあるわけでして、なかなかとらえどころがないので、そのリスクについてはかなり大きく見ないと何が起こるか分からないというのが津波の領域の問題でありました。
今回の場合も、四日にマグニチュード五・七という地震が起きましたが、これは群発地震の中に紛れ込んで発生をいたしましたけれども、よくよく見ますと、これは横ずれ断層がずれ動いて起きた地震ということになります。
さらには、今度の地震は右横ずれと申しまして、こういう鉛直な断層面がずるっと水平方向にずれるというような、典型的な右横ずれ断層というものでありまして、決して上下方向にずれるというような地震でもございませんでした。そういう意味から見ますと、特に変わった地震だというふうには考えなくてよさそうであります。
しかし、その中でさえも、地震を伴わない——あれは横ずれ断層でございますが、地震を伴わないでずるずるずれていくものと、それから地震のためにぴっぴっとずれていくものがございます。日本の場合はもう少し複雑でございまして、たとえば日本で一番顕著な構造線と申しますと、糸魚川、静岡から、四国のまん中を抜けていく中央構造線。ここは実は日本の中では、地震活動としてはむしろ低いほうでございます。