2006-05-19 第164回国会 衆議院 外務委員会 第16号
国務省と国防総省というのは、ある意味で昔から権限意識の中でやり合っているわけですけれども、国務省が国防省に対してきちっとコントロールしていくということが非常に大事なわけです。外務省が防衛庁に対してきちっとそういうコントロールをしようという気概が私には感じられない。どうですか、大臣。
国務省と国防総省というのは、ある意味で昔から権限意識の中でやり合っているわけですけれども、国務省が国防省に対してきちっとコントロールしていくということが非常に大事なわけです。外務省が防衛庁に対してきちっとそういうコントロールをしようという気概が私には感じられない。どうですか、大臣。
そういう意味で、民間がやりやすい条件をつくるという形からいいますと、特定の役所をつくって、余りその役所の権限意識にとらわれるよりも、こういった総合調整的な方法がいいのではないか、そう考えております。
それぞれ権限意識の面で微妙な対立もいろいろあったでしょうけれども、でき上がった結果としては、私は、現段階においては現実的で一応筋の通った案であるというふうに理解しております。
これを私は一番恐れているわけでございまして、これは分権にならぬわけで、都道府県はむしろ大臣も言いましたように支援する、サポートする役、市町村ができないものを手助けしていく、こういう形に変わっていかないと、かなり強烈な権限意識を持った知事が出現しますと、分権は我が方だということで違った方向に行ってしまうというおそれをすごく感じている一人でございますので、どうぞ御指導をお願い申し上げたいと思います。
そしてやってみて、もし過ちがある、あるいはこの点はもう少しこうやった方がいいということがあれば謙虚に承ろうという気持ちでおりまして、これは私ども、役人だからやるというような気持ちではなくて、ニーズがあるから郵便局でおこたえをしていこうということで、役所が権限意識で問題提起をしたということでは決してございませんので、御理解のほど、よろしくお願いしたい、このように思います。
特に最近、各省庁の権限意識が災いして、適時適切な外交が展開できにくくなっているということは明らかであります。また、わが国が情報の総合的分析機能に欠けていることはっとに指摘されているところであり、速やかに是正しなければならないと思います。
やはり、この改善を妨げておりますのは、だれということじゃございませんが、その官僚機構全体がいままでの慣行というものにとらわれるとか、あるいは積極、消極の権限意識にとらわれるとか、そういうことが原因になっておるように思います。
これは権限意識とかということでなくて、非常に出にくいので、やはりこの情勢がある程度成熟してきまして見当がついてきませんと、なかなか思い切った構想というものが、ことに法律というような形になりますと書きにくいということは、おそらく事実問題としてお認めいただけるであろうと思います。一つのリーダーシップが要るわけでございます。
これは一言にして申せば、いまの機構そのものは、権限意識等からいたしまして、現状維持的な考え方が非常に強く働いておる。また、いま国会のお話が出ましたが、一般的にも抽象論としてはよく賛成されますが、具体的な問題になるとどうも熱意を欠く、あるいは各種団体等におきましてもやはりこの行革遂行への熱意をはばんでおる。これはひとり組合というわけじゃございません。各種団体同様でございます。
それから臨調の答申が思うように進んでいない原因はどうかというようなお尋ねでございますが、これは行政各部における権限意識、または現状維持への強い執着があるということは事実でございまして、いわゆる割拠主義と申しますか、そういったことが非常に災いをなしておる。第二には、一般的に個々の具体的な問題についてしばしば大局的な見地に立つ態度に欠ける向きがあるわけでございます。
むしろ地方公共団体の立場に立って自治省がいろいろ各省をチェックする、地方自治の立場に立ってチェックするということに対する、各省は各省なりの自分の仕事に対する権限意識と申しますか、そういうものからの反対だったのだろうと私は推測いたしております。
以上のように本法案の運営について多少の疑念を持つものでありますが、わが国における複雑多岐にわたる各省間の権限意識あるいはそれにまつわる政治力などの現在の環境と背景を考えるとき、この程度にまとまったことは一応の成功と思うのでありまして、すなわち完全ではありませんがますますというところであります。よって両案の制定に私は賛意を表するものであります。
しかも現在の御当局の方は相当に権限意識も旺盛である、またそれの背景といいますか政治力というようなことを感じましたが、これはひいては学界にも及んでいるわけであります。いわゆる学識経験者にもそういうような背景なり環境というものが、これは好む好まざるにかかわらずくっついて回っておるのが日本の実情であります。