1983-07-13 第98回国会 衆議院 農林水産委員会 第17号
あらかじめ要求しておきましたけれども、昭和五十六年の算式、必要量生産費方式ですか、それから五十二年の平均方式、それから四十二年の標準偏差方式、これはちょっと特例だったと思いますけれども、この三つの方式についての試算をちょっと話してください。
あらかじめ要求しておきましたけれども、昭和五十六年の算式、必要量生産費方式ですか、それから五十二年の平均方式、それから四十二年の標準偏差方式、これはちょっと特例だったと思いますけれども、この三つの方式についての試算をちょっと話してください。
それから、これは米価算定上いつも議論をしておる米の限界地における収量、いわゆる限界収量というものは、これは標準偏差方式によって、米価算定の場合には限界収量というものを採用した時代もあるわけです。
そういう標準偏差方式を、最初は一シグマ、それから〇・五シグマというふうにしてだんだん取っ払ってしまったでしょう。そして一方においては、農林省の過大な生産費調査に基づく、実態に即応しないところの収量を採用する、あるいはまた労働時間が毎年毎年四時間から六時間削減される、いかにもこれが当然であるというような形で昨年の米価、ことしの米価も算定をされておるわけです。
しかし、私はいまの標準偏差方式のほうが合理的のように、私が関係いたしました範囲においては見ております。
今までは過去の実勢というものを考えてその下位価格のズレをなるべく圧縮するというような標準偏差方式によって下位価格をきめようという一つの方式があつたのです。今度はそういう方式ではなくて、基準そのものは、生産費を基礎として再生産確保を旨として価格がきまってぐる。その上に安定上位価格というものがまた存在するわけですね。その安定上位価格というものはどういう方式でお定めになりますか。
あなたもお話しのようにバルク・ライン方式というものは農民団体が主張しておるけれども、もしそれでなかったとしても、標準偏差方式についても、いろいろと数字のとり方があろうから、そういう点も農民の考え方をくんでよく考慮したらどうかという御示唆もあったし、これらもいろいろな点を考慮中であります。
だから、政府のような標準偏差方式といったような、なかなかむずかしい言葉な人ですが、この方式を採用される場合でも八〇%バルク・ラインをなぜ農民が主張しているかと、やっぱりその気持というものをちゃんとくんでやってもらわないといかぬと思いますね。それがくんであれば、標準偏差を引くとか引かぬとか、いろんなそういったような場合のやっぱりやり方でも若干違ってくるはずなんです。
いろいろな方法がございますが、一、二の例を申し上げますると、賃金分布を基礎にいたしまして、標準偏差を測定して標準偏差方式によって最低線を引くというような作業をやる、あるいは並み数をとりまして、その並み数程度のところで線を引くというような作業をやっておるわけでございます。
具体的に申しますと標準偏差方式、すなわちエム・マイナス・シグマ方式というものを使いまして決定していく、このようなことも述べられておりまして、これらのものを総合勘案いたしまして賃金審議会において、個々の具体的な場合々々につきまして御意見をお聞かせ願うことが妥当である、このように考えておるわけでございます。