1949-08-20 第5回国会 参議院 厚生委員会 閉会後第4号
殊に十一月、十二月段々と退職金もなくなつて來る、いろいろ市中のいわゆる失業者の吸收力というものも社会情勢が乏しくなつて來る、梗塞して來るというような状態に臨んで、尚且つ今日のような樂観的態度をとれるかどうか問題と思うのであります。
殊に十一月、十二月段々と退職金もなくなつて來る、いろいろ市中のいわゆる失業者の吸收力というものも社会情勢が乏しくなつて來る、梗塞して來るというような状態に臨んで、尚且つ今日のような樂観的態度をとれるかどうか問題と思うのであります。
今次予算案の特徴を見て見ますに、何かと申上げますれば、四千億に近い大予算を編成しながら、終始政府は、特に北村藏相は、手離しの樂観的態度を持して來たということにその特徴があると申上げなければなりません。即ち藏相は予算編成に当つて、予算と物價との相互均衡を取る点に努力を集中したと言われております。