2006-05-16 第164回国会 衆議院 国土交通委員会 第20号
電算プログラムによる構造計算図書の中の数値を別の値に書きかえたりといった、そういったようないわゆる改ざん行為がありますし、また、二つの設計図書を組み合わせるような偽装の行為がありました。また、もう一つの行為として、いわゆる建築物に設けられる耐震壁のモデル化等を不適切に行った偽装と思われる行為があったと思えます。
電算プログラムによる構造計算図書の中の数値を別の値に書きかえたりといった、そういったようないわゆる改ざん行為がありますし、また、二つの設計図書を組み合わせるような偽装の行為がありました。また、もう一つの行為として、いわゆる建築物に設けられる耐震壁のモデル化等を不適切に行った偽装と思われる行為があったと思えます。
そうしますと、今度はその構造事務所から上がってきた成果品、要するに構造計算図書を元請の統括する建築士がチェックしなけりゃいけないわけなんですね。そのときに、じゃ一級建築士であればすべてがチェックできるかと申しますと、私はそれは駄目だと思いますね。
私が、どういう状況でしたかということでお尋ねをしたところ、指導係長あてに、社名、ヒューザーさんの社名、あと物件名を伏せた上で、構造計算図書の偽造事件という非常に重要な事態が発生した、これは法的には特定行政庁に通知するのが義務だけれども、その前に一度打ち合わせをお願いしたいというメールを打ったと。
つまり、構造計算書が皆さんどういうものか御存じないと思いますから、今回の三千平米、四千平米ぐらいのマンションですと、このような構造計算図書がつくわけです。このうち、一貫計算で大臣認定書がついていた場合に、ここの部分、これだけが図書省略ができるという、これは例外規定なんです。
そして今回、構造計算図書の偽造というものの一々一々を明記、計算するようにという明文化の規定がないわけであります。(発言する者あり)いや、当社は適法に業務を行っておると信じております。また、今回の偽造を見抜けなかったのは、当社だけではなく、多くの行政、またほかの民間機関でも同じであります。
○藤田参考人 翌日の十月二十六日に、私の方から国交省の指導係長あてに、社名、ヒューザーさんの社名、あと物件名等は伏せた上で、構造計算図書の偽造事件という非常に重要な事態が発生した、法的には特定行政庁に通知するのが義務でございますので、特定行政庁に通知する前に一度打ち合わせをお願いしたいというメールを打ちました。