1948-01-27 第2回国会 参議院 本会議 第8号
吉田君は更に昨年の秋、同じく外人記者に同樣の意見を述べ、更に講和後の日本の役割についてアメリカの同情ある支持を得て、極東における安定勢力として働くことである。こう述べておる。これは單に吉田君の意見だけではない。我が政界を動かしておる指導層の意見である。これに止まらない。更に米ソの意見の対立を利用し、米ソ開戰を宣傳……宣傳というよりもこれを期待し、反ソ宣傳を、而も現政府の黙認の下に行なつておる。
吉田君は更に昨年の秋、同じく外人記者に同樣の意見を述べ、更に講和後の日本の役割についてアメリカの同情ある支持を得て、極東における安定勢力として働くことである。こう述べておる。これは單に吉田君の意見だけではない。我が政界を動かしておる指導層の意見である。これに止まらない。更に米ソの意見の対立を利用し、米ソ開戰を宣傳……宣傳というよりもこれを期待し、反ソ宣傳を、而も現政府の黙認の下に行なつておる。
ただ今年にはいりましてから、去る一月六日にアメリカの陸軍長官がサンフラシスコにおきまして、日本が自立するに至るようにこれを再建すべしと述べまして以來、あるいは六千万ドルの綿花の借款に関する外電、また去る二十二日、極東委員会におきましてマツコイ將軍が日本の経済自立に関する報告をなした等の、いろいろ朗らかな情報がはいつてきておる状況でございますが、対日講和予備会議に関する米、英、ソ、中の四大國の意見の歩
まず議長さんの宣告の事實は、まつたく相違しているということが、私の申し上げたい全部であるのであります、私は學生時代から、スポーツを常に愛好しておりまして、しかもそうした環境におきまして、あるいは神宮競技、ないしは上海、マニラ等の極東オリンピツク等においても、あるいは關係いたしました競技團體等の環境におききしても、常に私は日本精神、スポーツマンとしてのフアン・プレイを強調してまいつたものであります。
かりに七十萬トン計畫が百パーセント逹成されるにしても、本年度普通鋼材供給は、在庫分を合わせて七十二萬トンにすぎず、この數字を昨年の實際消費量百二十萬トン、本年度最低需要量と推定せられる普通鋼鋼材百九十六萬八千トン、竝びに極東委員會の考えておりますわが國安定期における最低限民生安定維持産業に必要すとる鐵鋼量二百七十五萬トンと比べて見ますときは、まことに寒心にたえない状態であり、説明するまでもなく、いわゆる
実際極東委員会におきましても、日本の予算における教育費が少ないということが最近も指摘されておるような事案もありまして、内外の日本の新しく発足する情勢から顧みましても、どうしてもこの新しい教育制度を守つて行かなければならんと存じておりまするし、少なくともそういう事態を正しく見た國民は困難を忍びながらもその線に沿うておるものと存じておるのであります。
いわゆる極東理事会、こういうような方面からいろいろ問題を新聞でちよいちよい聞かされるのでありまするが、残念ながら我内閣の方からそういう御方針をはつきりと聞くことができません。
昨日ニツポン・タイムスは、この日本の秘密政治について、本日参議院において私が緊急質問を行うであろうと國際的に報道し、その下に、INS極東総局支配人ホワード・ハンドルマン君が署名して、この問題につき報道しております。そこに去る九月十二日日本占領軍総司令部のインダストリー・デイヴイジヨンその他十の部課の責任者の合同会議の報告が報ぜられております。
十一月十三日のU・P通信によれば、米國陸軍次官補のグレー氏は、日本が極東の繁栄と平和の重要なる役割を果し得る水準に達するためには、民間産業及び外國貿易を奬励しなければならない、また日本経済を再組織して、近隣諸國の大量の援助を與えるようにしなければならないと強調していたしております。
彼らが國内同胞に比して、いかに不公平な待遇を受けておるか、極東軍事裁判に付されておりますA級戰犯者よりも遙かに冷遇され、或いは刑務所の囚人よりも一層虐待されておるという感じを受けるのも亦人情の自然かと思うのであります。全國の小学校の幼い娘たちが裁縫の時間に、先生の指図によりまして一片の端切れを持つて行こうとしましても、母親たちはその端切れを與えることができない実情にあります。
において、なおかつ財閥解体と同じような圧力をもつて、この法律の上をいくような指令を発するものかどうか、また先般來、独禁法、企業再建整備法、集中排除法と、相次いで一連の法律が出たが、これらをもつて仕上げができると思うか、それともまだまだ出さねば解決できないかどうかという二点について質疑がなされましたが、これに対し政府当局より、経済力集中排除法案は形式的には一應法律で制定されるとはいうものの、その背景には、極東委員会
賠償の撤去は當初豫算においては全然考えておらなかつたのでありますが、その後極東委員會の關係等からみますると、年内には若干撤去が行われるだろうという見通しが確實となつて来たわけであります。その内最も真先に来ますのは、旧陸軍の工厰の工作機械でありまするとか、その他施設の撤去であります。今囘の補正豫算におきましては、その撤去費を十億圓とみたのであります。
しかるに過般極東石炭割當協議會連合會という連合國のもとへ參りまして、懇請いたしましたところが、北海道は石炭の配給しなければならぬことはわかつておる。相當に今後寒くなるのだからわかつておるけれども、北海道は現在やはりわれわれの要求しておるところの石炭を出炭していない。
形式的には一應法律で制定されるとはいうものの、その背景には先ほど説明したように、極東委員會の對日占領政策に關する基本原則があつて、それを背景として成立つておるので、實際の運用においてはほとんど政令によるものと變らない運用のされ方をするだろうと考えております。
つきましては、講和會議に臨む心棒えといたしましては、佐々木君自身もお述べになりました通り、ポツダム宣言によつて無條件降伏をいたしておりまするわが國といたしましては、まず何をなすべきかと申しまするならば、ポツダム宣言と極東委員會の示されたる方針によりまして、わが國の非武裝化と政治經濟の民主化を確立していかなければならないということは、すでに國民の十分に認めておるところであります。
しかし現下の實際上の動き方といたしましては、連合國の占領下にあり、かつまた日本占領政策で示された極東委員會の具體的方針に從つていかなければならないことは、佐々木君の御指摘になりました通りであり、また一般に是認せられている政治原理であり、國民の向うべき道はこれらによつて具體的に示されていることもまた言うをまたないところであると考えている次第であります。
ところが第一回の取立ては予定施設のごく一部でありまして、大体極東委員会で決めました予定施設の分量、これは重量にいたしまして概算約三百万トン、この中の三割撤去ということが決まつておりますが、この三割と申しますと大体百万トン、その三割の中のごく軍工厰の一部ということでございまして、これがトン数にしまして約十万トンということになつております。規模から申しましても相当小さいものでございます。
第二復員局は差当りこれを独立せしめ総理大臣の監督下に置かれることとなつたのでありますが、明年一月一日までには完全に廃止せらるる予定でありまして、その間掃海その他極東米海軍指揮官の直接監督を受けるのであります。更にその後の残存業務並びにその機関は厚生省その他の管轄に入ることと予想いたしておるのであります。
この經緯を餘り詳しく申上げますと非常に長くなりますから簡單に省略いたしますが、當時いろいろ議論があつて際に、日本は中國に對しまして、琉球の臺灣に一番近い先島群島だけを中國の方にやろう、それで話を付けようというような提議をいたしたことがございましたり、それからアメリカの大統領のグラント將軍が大統領を辭めた後で極東に漫遊に來た際に、日本と中國との間に琉球問題の解決の斡旋をしようとしたことなど、いろいろな
國會開會中は藏書は代議士以外は貸出を許さず閲覧も制限して議員の勉強に備えているが閲覧者は一日廿人がせいぜいという淋しさだ、かえつて事務員の利用が多い、外部からは極東軍事裁判の辯護團がしばしばここの貸出しを使つているにすぎない、議員の貸出しは一日三、四件を數えるだけである。
それに關連しまして、この對日處置方針のほかに、最近極東委員會で決定されましたポスト・サレンダー・ベイシツク・ポリシー・フォア・ジヤパンというものにはこの在外資産に關しましては、以上に述べた賠償に關する条項は各政府が在外資産問題に關して有する憲見にプレジュディスを及ぼすものではないというだけのことが書いてありまして、これまた在外資産の問題についてはつきり何もきまつておらぬというように思われるのであります
それからお話になりまして樺太の石油でありますが、御承知のようにソ連は相當豐富な石油を持つておりますけれども、悲しいかなすべてバクーとか、西の方のみにありまして、それを極東地方に運搬することはなかなか困難なために、樺太の石油を日本にくれませんで、シベリアのウラジオストツクその他で相當使うものと見られるのであります。