2005-05-17 第162回国会 衆議院 財務金融委員会 第23号
第一に、ワンストップショッピングの実現による顧客の利便性向上と、それを反映いたしました顧客開拓コストの低減や顧客情報の共有などの、いわゆるシナジー効果への期待というもの、それから第二番目には、業務多様化による収益の安定化ということ、第三には、経済のグローバル化への対応、そして四番目には、ブランド戦略の展開によります競争優位性の確保などがあると言われているところであります。
第一に、ワンストップショッピングの実現による顧客の利便性向上と、それを反映いたしました顧客開拓コストの低減や顧客情報の共有などの、いわゆるシナジー効果への期待というもの、それから第二番目には、業務多様化による収益の安定化ということ、第三には、経済のグローバル化への対応、そして四番目には、ブランド戦略の展開によります競争優位性の確保などがあると言われているところであります。
それから、人件費が、民間の金融機関はぜいたくをして高いが、郵貯はもっと質素だよとか、郵政事業と郵便貯金の事業の二つを一つの店舗でやっていることに伴うスコープメリット、業務多様化のメリットがあるんだよとか、それから税金を納めていないから有利だよと。 今、僕は四つずらずらっと並べましたが、五つ目に挙げるのは、運用を自分でやっていないからだということなんですね。
こういう新商品にかかわる認可の話、またそれに関連した税制、それから業務多様化、多角化に関係した、金融の垣根を低めて違う業態が相互乗り入れをする、銀行業界から証券業界、保険業界へ乗り入れする、そのまた逆、こういうことについて大蔵省の役人が行政権限で裁量的に処理してきた、このあり方こそが今回の構造汚職の温床であるというふうに思います。
次に、業務多様化ということに関しまして、今回の答申では金融機関の業務多様化を今後の方向として認めながら、一方で専門機関の役割りを評価し、その存在を脅かさない範囲で各種金融機関が周辺分野での適正な競争を行なうべきものとしておるのでありますが、これはおおむね当を得たものと考えます。七〇年代の経済、社会の高度化、複雑化に伴いまして、企業、家計が金融機関の各種の機能に寄せる期待は高まっております。