1997-01-24 第140回国会 参議院 本会議 第3号
このように協会加盟の業者は、業務代行保証制度という厚生省から与えられた特権を悪用して新規業者の参入を排除するという、独占禁止法に違反する悪徳商法を繰り返して行う一方、加算点数の引き上げで一点で年間六十億円の報酬増という暴利をむさぼってきたのであります。 業界の要求に沿って病衣を診療報酬に入れ、さらに点数を引き上げたことがこの業界の政治献金と無関係だとどうして言えるのでしょうか。
このように協会加盟の業者は、業務代行保証制度という厚生省から与えられた特権を悪用して新規業者の参入を排除するという、独占禁止法に違反する悪徳商法を繰り返して行う一方、加算点数の引き上げで一点で年間六十億円の報酬増という暴利をむさぼってきたのであります。 業界の要求に沿って病衣を診療報酬に入れ、さらに点数を引き上げたことがこの業界の政治献金と無関係だとどうして言えるのでしょうか。
そういたしますと、大臣が会長だった当時、例えばエルゼの平田会長から訴えがあった、そのときに直ちに手をつけておられれば、言ってみたら、公正取引委員会が調査に入る以前にも独占禁止法違反、こういう行為をやめさせる、あるいは具体的には業務代行保証制度が悪用されているんじゃないかというふうなことであるとか、あるいは役員の一新であるとか、こういうことができたはずなんですよ。しかし、そのときにはやられなかった。
○筆坂秀世君 大臣、やはり特定の公益法人であるとかあるいは特定の企業であるとか、しかもそこには業務代行保証制度といういわば役所にかわってある権限を与えている、そういうところへ厚生省からその重要な部署に天下っていくというふうな体制があるから、先ほども指摘があったけれども、結局、政と官とそして業、こういう癒着関係ができ上がって、今日の事態を引き起こしている。
要するに、日本病院寝具協会が業務代行保証制度を悪用して、そして独占をやってきたと。何も国立病院に対してだけじゃないでしょう。民間病院に納めるときだって業務代行保証制度はあるわけでしょう。あなたの答弁は、国立病院が特別多いわけじゃございませんというんじゃないんですよ。実は民間も多いんですということを言っているだけの話です。そうでしょう。
また、そのとき公正取引委員会は厚生省に対しても、このような独占禁止法違反の背景、原因として厚生省健康政策局課長通知に基づく業務代行保証制度があると認められたので、この制度に起因して競争制限的行為が生じないよう、その業務代行保証制度自体の必要性の検討も含めた抜本的見直しを申し入れております。
この間に、一九八四年には今の独占禁止法違反の大もとになる業務代行保証制度、これが日本病院寝具協会に窓口が一本化される、こういうことが実現しているんですよ。公取だって、これが起因しているということをはっきり述べていますよ。 そして一方、この機関誌を見ますと、この協会というのは政治家に頼るのが好きか知りませんけれども、初代会長が黒木さんという参議院議員、二代目の会長が安倍晋太郎さんです。
例えば寝具協会について言えば、彼らが悪用していたのは業務代行保証制度というものであります。これは厚生省の通達に基づく措置でありますが、寝具リース業者が病院と契約する場合に、その業者が天災や事故で一時的に寝具供給ができなくなった際に、その業者にかわって業務を代行する契約をあらかじめ寝具協会と結ぶということを義務づけるという通達であります。