1971-05-20 第65回国会 参議院 文教委員会 第17号
ところが、給与局の連中は、総裁、ああいうふうなことをたびたび言うと、裁判官なり検察官並みの俸給にせねばならぬということになりますぞと盛んに袖を引っぱりますけれども、それは将来の目標としては決して恥ずかしいことじゃない。いますぐお約束するわけではありませんけれども、目標とするならばいい例じゃないか。月給の低い人の例ではこれはいけません。
ところが、給与局の連中は、総裁、ああいうふうなことをたびたび言うと、裁判官なり検察官並みの俸給にせねばならぬということになりますぞと盛んに袖を引っぱりますけれども、それは将来の目標としては決して恥ずかしいことじゃない。いますぐお約束するわけではありませんけれども、目標とするならばいい例じゃないか。月給の低い人の例ではこれはいけません。
ただ、今、非常に穴があるのは、大学教授の待遇の問題でございまして、この点につきましては、でき得べくんば裁判官あるいは検察官並みに引き上げるように努力をいたしたいと思っております。
それで私個人の考えでは、裁判官並みに上げたいところであるが、少なくとも検察官並みに大学教授の給与の水準を上げたい、これが私の具体的な一つの目標であります。大体裁判官並みにして五十億円くらいよけい要ることになると思います。 それから研究公務員の研究職手当の増につきましては、振興局長から答弁させますが、大体二億円程度だと心得ております。
それは今おっしゃった検察官並み、ないしは裁判並みという考え方は従来われわれもとっておるわけでございますが、それを一挙に実現いたしますためには非常に膨大な金がかかりますので、一応検察官並みということを当面の目標にいたしまして、明年度は特に大体二号俸ぐらいの是正でございますけれども、この是正案を織り込んでおるわけでございまして、一挙に明年度そこまでいくという要求はいたしておらないわけでございます。
これはすでに人事院の給与準則の勧告案でも、検察官並みの待遇をする。つまり四号調整をやるという意思が表示されております。これは実情から見ましてそれが適当であるということから、検察事務官の四号調整の財源を計上いたしたわけでございます。この場合最高裁判所のほうからこういう申出があつたのであります。従来検察事務官と最高裁判所書記官は同じような待遇を受けて来ておる。