1982-08-20 第96回国会 衆議院 文教委員会 第20号
○三浦(隆)委員 そうしますと、記述の再修正、もう少し具体的に言いますと、たとえば「侵略」という言葉を「進出」などその他に改めた、これを再び「侵略」へというふうなことは現在の検定制度下ではできない、こういうふうにとってよろしいでしょうか。
○三浦(隆)委員 そうしますと、記述の再修正、もう少し具体的に言いますと、たとえば「侵略」という言葉を「進出」などその他に改めた、これを再び「侵略」へというふうなことは現在の検定制度下ではできない、こういうふうにとってよろしいでしょうか。
それから、いまの北方領土の教科書における取り扱いの問題ですが、これは確かに教科書を書く人によって態度が違いますから、全部同じような内容を期待することは検定制度下においては非常にむずかしいという事実がございます。
そこで一、二点私は大臣に伺って松永委員が質問があるようですからかわりたいと思いますが、大臣に教科書の検定制度について基本的な問題として伺いたい点は、検定制度下において検定を行う場合にとるべき基本的態度として、国の憲法、あるいは教育基本法、その大きなところから出た大まかな検定基準に大体合っておれば、特別なもの以外は検定に合格させるというような、かような方針で検定に臨むべきものか、それともできるだけ厳密
さらに検定制度下における教科書の採択は、制度そのものの本質からいって、生徒児童に適応した教育指導計画を持ち、子供の教育に直接責任を持っている現場教師の自主的選択を尊重し、当該学校に採択権を確立すべきで、本法案のように採択の統一化は原則的に排除すべきであり、特に採択地区を市もしくは郡以上とし、しかも一種目について一種類と限定し、さらに教科書以外の教材使用を強く制約するに至っては、地域に最も適応した生きた
ましてや、現在の検定制度下におきましては、教材等の適否ということについても、単に学者だけが作った教科書では現地の教育には適合せぬ。