1976-08-27 第77回国会 参議院 ロッキード問題に関する調査特別委員会 閉会後第26号
そういうことになれば、その責任をつくった者と同じく、検事正自身もなお検察庁内において検討を要する問題を検事正として事前に特定の人間に対しては発表されるということになりませんか。私はその辺に、検察がいまやこのロッキード事件を政治的な問題として処理をしようとしているのではないかという大変大きな危惧を持つわけです。その点について明確にしていただきたいと思うんです。
そういうことになれば、その責任をつくった者と同じく、検事正自身もなお検察庁内において検討を要する問題を検事正として事前に特定の人間に対しては発表されるということになりませんか。私はその辺に、検察がいまやこのロッキード事件を政治的な問題として処理をしようとしているのではないかという大変大きな危惧を持つわけです。その点について明確にしていただきたいと思うんです。
検事長、次席並びに刑事部長にもお目にかかり、また、松山におきましても検事正、次席、主任検事に会っておりますが、その際に、高検におきましても、また松山の地検におきましても、刑務所の看守等、あるいは幹部、事件の直接捜査線上には浮かんでいない職員の取り調べにつきましては、ただいま稲葉委員から御指摘のありましたような点の内容に十分注意をして調べるということを高検のほうにおきましても現地に指示しておりますし、検事正自身
それらの検事正自身の陳弁するところ並びに検察当局がホテルその他につきまして調査をいたしましたところなどを総合してみまするに、野田検事正はかねてからの知り合いとの親善を深めるという気持から泊りがけで同行のゴルフに参加したものでありまして、竹林氏がこれに参加していることは現地に至って初めてこれを知った事情にあったというふうに認められる次第でございます。
○政府委員(竹内寿平君) 今のようなお話も、報告書の中にちょっと見えておりましたので、ちょっと神経質みたいなことになりますが、なお念を入れて調査をしてみたわけでございますが、その場でそういう話が出たかどうか、これは確認する資料がないわけでございますけれども、その後に、そういうものがあるということでございまして、検事正自身も自分は役人でもありますし、当時転任を予定しておったわけではありませんけれども、
検事正自身といたしましても、どの程度でいかように検挙をして最も的確に粛正の実を上げるかということにつきましては、非常に苦慮をすると同時に熱心に努力しておるというようなわけでございます。さような状況で、この事犯につきましても今すぐどうということは申し上げかねますが、すみやかに検討いたしまして最も適切な処置をいたしたいというように考えております。
私は高松で検事正にも会いましたが、検事正自身も海難審判所とは緊密な連絡をとってやっている、そしていろいろ審判の支障を来たさないような配慮をしておるということを言われておりました。従って今回の検察当局のこういうやり方が、一般的なものでないと私は考えている次第でございます。
そこでこれを懲戒しなかつたことについても、また検事正自身が懲戒を受ける限りにおいて責任は負うものだろうと思います。また反対に、たとえば検事正が憲法ないし国家公務員法あるいは労働法の精神に反するような方法で、職員を懲戒あるいは不利益処分をしたとします。こういう場合にはそういうことをした責任を問われます。
検事正自身がこの問題の指揮に当るということについては、あなたはほかの方面からお聞きになつているか、あるいはほかの方面から知る機会はなかつたのですか。
私の聞くところによると、山口県におきましても、ある争議団を彈圧するために、検事正自身が、自分で逮捕状を書いて、そしてそれによつて逮捕したという事件があつた。これは職権濫用罪で告訴されたのでありますが、被告人は無罪になつております。こういうことも行われておるのであります。 それから不当な長期勾留、これは平事件におきましても、三鷹事件におきましても、非常に不当な長期勾留が行われておる。