2018-03-30 第196回国会 衆議院 法務委員会 第5号
検事並みあるいは十年前の判事補並みの欠員数にとどめるためには、今回の審議で明らかになったとおり、法改正で判事補の定員を仮に二十五減らしたとしても、来年度は何と二百人程度採用しなければなりません。これは明らかに不可能です。予算の適正な管理という観点からも、実情に見合った判事補の定員数に改めるべく、もっと大幅な定員削減を行うべきです。
検事並みあるいは十年前の判事補並みの欠員数にとどめるためには、今回の審議で明らかになったとおり、法改正で判事補の定員を仮に二十五減らしたとしても、来年度は何と二百人程度採用しなければなりません。これは明らかに不可能です。予算の適正な管理という観点からも、実情に見合った判事補の定員数に改めるべく、もっと大幅な定員削減を行うべきです。
他方で、欠員が百五十八というのは余りに多いので、例えば検事並みの三十三とか、裁判官においても平成二十二年度は三十三でした、こういったところまで欠員数を減らしていくとするならば、大体何人程度、平成三十年度に判事補を採用する必要があるのかということを、数字だけ簡単に教えてください。
○階委員 事実として、二百人程度採用しなければ欠員数を今の検事並みの水準に持っていくことはできないということなんですね。 そこで、二百人採用できるのかということなんですが、現実的には無理ですね。現に、司法修習の採用時に、裁判官を志願する方、アンケートをとっているそうですが、これは百三十人ぐらいというふうに伺っています。どうあがいても二百人は無理です。
終戦以来、せめて判検事並みということを文部省は主張し続けておるようでございますが、それはむしろ適当でないので、戦前のベースに匹敵するようなところを目標とすべきであると私は存じております。なかなか急にいきませんけれども、誠意を持って給与改善のためには努力せねばならないと思っております。
全部そういう形で下がっておるのですから、せめて検事並みに引き上げよう。そうすると五十億円かかります。
これをせめて検事並みに上げたいというのが、われわれが次に目ざしておるところであります。そういたしますと、おそらく年間四、五十億の予算が要るかもしれません。しかし、それぐらいのことはしなければ、次の時代のためにゆゆしいことになるとわれわれは思いまして、その点について努力をいたしたいと思っております。
○国務大臣(松田竹千代君) 私も就任当時から、特に科学技術の振興に対しては、どうしても基礎研究が一番大事である、そのためには教官研究費を大幅に増額しなければならぬということで、まず少なくとも二年くらいの間に一応検事並みの——これは俸給ですが、検事並みの俸給に持っていく。教官研究費に至っては、飛躍的に考えなければ、今日の社会の要請に基づく仕事ができないのではないか。
○西村(力)委員 これで終わりますが、とにかくせっかく検事並みというような一つのめどを立てられてそれに対する大蔵省の態度は財源云々だけで、理論的な反対でもないとすれば、この点はどこまでも所期の希望の達せられますように努力あってしかるべきだと思う。 以上で終わります。
○西村(力)委員 検事並みの俸給水準を要求したということでありますが、その理論的基礎というか、そういうものはどういうことなのですか。
○西村(力)委員 それは合理的な基礎じゃなくて、ただ希望的な意見だけでありますが、一応検事並みにやろう、なぜこういう工合にしたかということ、そういうもう少し合理性を持った立場がないとうまくないと思います。検事並みに上げますと、平均しまして何号俸くらい上がりますか。
それからもう一つ、国立学校の教授がかつて松田文部大臣にその待遇改善の陳情をいたしたところ、今の大学の教授の待遇がまことによくない、しかもアンバランスである、せめて検事並みにそれを考えたい。こういう大臣からの話もあり、今度の概算要求の中には、その松田大臣の説が盛られて今強力に大蔵省に要求中だというので、委員長においても何分頼むと、こういう私陳情を受けているのですね。