1976-03-03 第77回国会 衆議院 大蔵委員会 第3号
この中にはかなり古いので過年度以前、もっと十年、十五年前に課税された所得で裁判になっている、たとえば吹原事件の吹原弘宣、森脇文庫の森脇何がし、また殖産住宅の東郷の脱税、みんなこれは新聞をにぎわした大口脱税。これらのはまだみんな係争中なんですか。結論はついたんですか。
この中にはかなり古いので過年度以前、もっと十年、十五年前に課税された所得で裁判になっている、たとえば吹原事件の吹原弘宣、森脇文庫の森脇何がし、また殖産住宅の東郷の脱税、みんなこれは新聞をにぎわした大口脱税。これらのはまだみんな係争中なんですか。結論はついたんですか。
○久保亘君 大蔵大臣、いま長官はああいう説明されておりますが、当時、泉国税庁長官は、森脇文庫並びに森脇将光氏に対してかくかくの脱税があったので、これだけ徴収して、なお残っている分がこれだけあるということを公式に衆議院の委員会において報告されているわけです。田中さんの場合にはそれが守秘義務で防がれる。そういうことは、国民に対して法が平等でないということになりゃしませんか。
第一位森脇文庫、四十三億四千万。第二位興亜建設、九億何がし。第三位問題の田中彰治。くしくもきょうはその裁判第一回の日です。四番森脇、個人ですね。五番ニート音響。国税庁発表として出ているのです。これは一体守秘義務とどうなんです。いま大臣は何びとに対しても決して差別はしない、こう言ったでしょう。これは刑事事件になっていない。まだいろいろ争われている。
ところが、たまたま記者クラブのほうでも取材活動をやっておられまして、そして、こういったただいま御指摘のありました森脇文庫あるいは興亜建設、田中彰治、それから森脇個人云々というのは、その前に査察によって告発、起訴になっておりまして、その段階におきましてその金額がほぼわかっておりますので、それに当てはめてみますとほとんどそれに合致するというふうなことで、こういった取材活動面を通じまして具体的な名前が出たのじゃないか
森脇事件のいわゆる株式会社森脇文庫、これにつきましては、東京地検の捜査のあと、所要の課税決定をいたしまして、徴収決定額五十八億余りでございますが、このうち二十五億が滞納になっております。 日通関係につきまして個人の御指摘がございましたが、これにつきましては、すでに告発を終え、起訴いたしております田村倫之輔、この関係につきましては約二千九百万の滞納が残っております。
○宮内説明員 森脇文庫につきましては五十八億三千万、これは延滞税を含めてでございます。これにつきまして、すでに三十二億九千万収納等の整理を終えまして、差し引き約二十五億三千万の残がございます。
この新聞によりましても、森脇文庫系統のものが、森脇将光さん本人のものと、それから組織の文庫のほうと、それから関連のものなどを入れると、上位五つのうち四つはそうだということも出ておるわけであります。これは訴訟の問題ともからんでおるかもしれませんけれども、こういう大口の滞納というようなものについて、この滞納処分の状況というようなものについてはどういうようなぐあいにやっておられますか。
新聞によれば、滞納額のトップは森脇事件の森脇文庫約四十五億円、二位が田中彰治約五億円、三位は共和製糖グループの農林開発興業約三億円、四位が森脇将光個人約二億円となっているようでありますが、収納状況の概要についてお伺いしたい。この問題はどういうふうに収納されているのか具体的に伺いたい。
それで無記名定期については国税庁の方々からも森脇文庫の事件の際にお申し入れがありました。これはまことにごもっともな御指摘と思います。しかし、当時私は銀行協会長ではございませんでしたが、そのとき銀行協会として反論をいたしております。
○泉説明員 森脇文庫の脱税につきましては、御承知のとおり法人税につきまして、本税が五十七億、加算税、延滞税を加えまして七十六億の課税をいたしました。そのうち約三十一億円の金額にのぼる収納を見ておりますが、なお残りの四十五億円程度は滞納になっておる状況でございます。それから森脇個人につきましても、本税一億六百万円のほかに、加算税、延滞税を加えまして二億五千八百万円の課税をいたしました。
○泉説明員 森脇文庫のほうの滞納税額は四十五億残っておるのであります。これにつきましては、この課税自体につきまして訴訟が提起されておりますが、われわれのほうといたしましては、この滞納整理のために滞納処分をいたしまして差し押えをいたしております。
そこで、私どもいろいろ調査いたしたのでありますが、他方、現在事件になっておりますように、森脇文庫に対する利子の支払い二十億を含めまして当期における利子支払い総額が二十二億に達しておる、したがって申告は千五百九十三万九千円の赤字である、こういう申告が出ております。したがって、その利子の問題について現在調査中であります。
○政府委員(泉美之松君) 先ほど申し上げました四十年四月期に千五百九十三万九千円の欠損であるという申告が、いまお話しのような六億円で購入したものを片一方は七億三千万円、片一方は七億五千万円で売却したということで申告が出ておりまして、他方で森脇文庫に対する利子の支払い二十億を含めまして当事業年度内における利子の支払い総額は二十二億に達する、したがって欠損である、こういう申告になっておるのであります。
次に、森脇文庫につきましては、すでに本院で申し上げましたように、本税、加算税、延滞税等を合わせますと、国税だけで八十二億円にのぼる税額になっておるわけであります。そのうち現在までのところ二十六億四千六百万円を収納済みになっております。収納未済額が五十五億六千五百万円に相なっております。
私どもといたしましては、昨年来、おっしゃるように、黒い霧ということに関連いたしまして、国民の間に政治家の所得について適切な課税が行なわれているかどうかということについての疑惑が出ておりますので、そういった点から、また、森脇文庫の脱税事件、あるいは田中彰治前代議士の脱税事件というようなことに関連いたしまして、大口の脱税に対する追及が十分行なわれていないのではないか、こういったような世間の批判がありますので
○泉政府委員 お話のように、一昨年森脇文庫の脱税事件が起きまして以来、国税庁当局がいま少し検察庁で別件逮捕される以前に調査を徹底して脱税の絶滅を期すべきではないか、こういうような世論が生じてまいりました。私どもといたしましては、そういう点は深く反省いたしまして、特に最近脱税の摘発に力を入れておるわけでございます。
○泉説明員 確かに、昨年森脇文庫の脱税事件が起き、また本年田中前代議士の脱税事件が起きましたことにつきましては、従来の国税当局の脱税追及の態度が十分でなかったという点は、私ども深く反省いたしておりますけれども、しかし、国税庁の執行が、そうした財閥であるとか大企業であるとか大所得者に対しては脱税の追及をしないというお話でございますれば、それははなはだ酷な御表現であろうと存じます。
ただ、昨年、御承知のとおり株式会社森脇文庫の事件がありまして、やはりこれを通じまして、貸し金業者あるいは手形割引を業としておる者、こういった者の実態がだんだんとわかってまいりました。そういたしまして、そこで調査をいたしますと、いや、自分だけじゃない、ほかにもあるじゃないかというようなことからだんだんと実態がわかってきたというのが実情でございます。
○小林委員 先ほどからも国税庁が言われているように、もはや株式会社森脇文庫の財産は、知る限りにおいて全部差し押えしたのですよ。個人の財産はわずかと言われた。そういう人たちに三億円の保釈金が適当とは、一体こしらえられるわけはないじゃないですか。だから世間の人たちは、これはできないことを吹っかけている、検察庁はできないことをふっかけて、そして本人を苦しめている。
○泉政府委員 森脇関係につきまして申し上げますと、脱税をいたしておりますのは、現在調査いたしておりますのは株式会社森脇文庫でございまして、森脇将光個人につきましては、なお目下調査中の段階でございます。
○泉政府委員 今回の脱税額の内容につきましては、株式会社森脇文庫での脱税が主でございまして、その森脇文庫から森脇将光氏個人が受け取っておるいろいろな所得がございます。それは給与だとかなんかがあるわけでございますが、それらにつきましては、一部申告になっておるものもありますし、申告のないものもございます。
ただ、私どもが最近課税の権衡から見まして脱漏があるのではないかということから特に心がけている点を申し上げますと、昨年の森脇文庫の脱税事件以来、特に高額所得者の中で申告が適正でないものがおるのではないかということからいたしまして、各国税局でそういう高額所得者の中で特に申告成績のかんばしくないと思われる人につきましては、各国税局に特別の資料調査班を設けまして調査を充実するようにということと、それからいま
森脇文庫の九月末現存のときの徴収決定税額は約五十億でございますが……
私ども、森脇文庫の脱税事件が起きました際に、部内の者が集まりまして深刻に反省会を開いたのでございます。大臣がお話しになりましたように、税の執行は公平でなくてはならないわけでありまして、大企業であるからゆるやかに、あるいは中小企業であるからきびしくというような方針でやるべきでないことは申すまでもないところでございます。
○津田政府委員 先ほど森脇の保釈不相当であるという棄却の決定が行なわれておりますことを申し上げましたが、その理由の中には、森脇文庫関係におきまして偽証を強要しておるという事実がある、吹原との共謀関係についての否認、その他証拠の作為があるというようなことが、その棄却の理由になっておるということになっておりますので、その点をつけ加えて申し上げます。
○有馬委員 最初に、法務大臣にお尋ねをいたしたいと存じますが、森脇文庫の森脇将光氏が、昨年の五月十日前後私文書偽造、同行使、恐喝未遂等で逮捕されました。その後保釈の申請なりあるいは追起訴なり、ずっと経緯があったと思うのでありますが、相当長期にわたって勾留をされておりますので、その経緯についてお聞かせをいただきたいと存じます。
前記シュベツから、かねもり商事株式会社代表取締役森田誠吾の振り出しの約束手形十通、額面合計九千九百三十二万一千四百八十円の交付を受けました際、その支払いの担保として、かねもり商事株式会社発行の株券二十六万七千株、払い込み金額一千三百三十五万円を受領し、右アメレックス・インターナショナルのため預かり保管中・いまだ約束手形の支払い期日が到来しないのにかかわらず、かってに同年五月二十二日、これを株式会社森脇文庫