2012-02-15 第180回国会 衆議院 予算委員会 第9号
例えば、大韓航空機の爆破事件後の梶山答弁、これは北朝鮮による拉致の疑いが濃厚だということも御発言があったわけですけれども、マスコミの取り扱いも、ほぼ無視に近かったんじゃないか。そういう意味では、大変大きな大きな問題を抱えたということでございます。主権国家としてあるまじき対応であった、拉致被害を拡大させた原因の一つであったと私はそのときに申し上げました。
例えば、大韓航空機の爆破事件後の梶山答弁、これは北朝鮮による拉致の疑いが濃厚だということも御発言があったわけですけれども、マスコミの取り扱いも、ほぼ無視に近かったんじゃないか。そういう意味では、大変大きな大きな問題を抱えたということでございます。主権国家としてあるまじき対応であった、拉致被害を拡大させた原因の一つであったと私はそのときに申し上げました。
例えば、金丸訪朝の際、梶山答弁を受け、恐らく時の海部総理は警察から拉致事件についてのレクチャーを受けていたと思います。ただ、当時は世論が余り多くなかったということで、訪朝の際に拉致事件という言葉を口にしなかったという点では、この点をもって私は、政治、行政の不作為によって拉致事件が今日まで放置されたというふうに御指摘をさせていただきたいと思っています。
それで、さっき前もって外務大臣が答えられた梶山答弁ですが、先取り答弁されましたが——いや、答弁してないんだ。途中でやめたんだ。梶山さんが、国家公安委員長として初めて、公式の場所で、北朝鮮による拉致の事件であるという判断をされました。これを聞いた時点で、外務省は直ちに何らかの行動をとりましたか。
○筒井委員 梶山答弁に関してはこの後聞く予定だといって通告してあるでしょう。ちゃんと聞いていてくださいよ。 今聞いているのは一九八五年ですよ。辛光洙という北朝鮮工作員が逮捕されて、原さんの拉致事件を自白した。韓国当局に対して、その逮捕している——それ、今、原稿が来たのかな。辛光洙についての身柄引き渡し要求を外務省は韓国政府にやったかという。