1979-04-10 第87回国会 参議院 商工委員会 第5号
こういうものを全然処置をしない、規制しないでやるということは、果たして合繊とか梳毛業界との関連から申し上げまして、妥当性あるかどうか。つまり、もっと言葉をかえて言えば、暴れん坊とやんちゃ坊には全然手をつけない、手をつけられないというようなことで、果たしていわゆる行政として私は妥当性があるかどうか、若干の疑問を持つものでありますが、この点についてはどうお考えですか。
こういうものを全然処置をしない、規制しないでやるということは、果たして合繊とか梳毛業界との関連から申し上げまして、妥当性あるかどうか。つまり、もっと言葉をかえて言えば、暴れん坊とやんちゃ坊には全然手をつけない、手をつけられないというようなことで、果たしていわゆる行政として私は妥当性があるかどうか、若干の疑問を持つものでありますが、この点についてはどうお考えですか。
すなわち、綿業界、梳毛業界はもちろんのこと、この関連業界も関連金融業界も大きな混乱におちいり、倒産者——これは単にメーカーばかりではございません。商社、商売人もろともに倒産者が続出し、ひいては無数の離職者、犠牲者を出すという大きな不幸を招くことは必定だと考えるのでございます。
新しい法案を施行いたします場合にどうかということでございますが、これは新しい法案の施行を予定しております十月以降の全体の、たとえば梳毛でございますと、梳毛業界の需給の見通し、そのバランス等を考えなければいかぬわけでございますが、そういう全体の中でのバランスを考えながら、ある程度中小企業に対しては、新しい法案の施行面においても配慮をすることが必要であろうと考えております。
状況はそういうことでございますが、昨年は、この羊毛業界でも、特に糸をつくっている梳毛業界は、未曾有の不況に立たされたわけでございます。と申しますのは、一昨年の十月に金融引き締めがございました。これは過剰の設備、むちゃな増設競争をやった関係でございますが、当業界、特に繊維業界は、全般として鉄鋼のごとき増設をやったわけではございません。