○梨木委員 政党に所属するとはいかなる段階においていうのでしようか。
すなわち、共産党の梨木委員より給料及び退職手当とすべしとの提案がありましたが、これは少数をもつて否決されました。次に押谷委員より、民事訴訟法において一箇年の收入が三百円を超過する云々とあるが、これは今日の時代に即さないので、「その支拂期において四分の一に相当する金額」とする修正案は多数をもつて可決されました。修正案を除いたその他の部分は多数をもつて可決されました。
○梨木委員 告訴はなぜできないのですか。
ただいま梨木委員は、私が確実に憲法違反だと断言したようにおとりになつていますけれども、先ほども申し上げました通り、法務廳におきましては、法務廳の意見は現在研究中である。ただ当座の私の考えとしては、ある程度行き過ぎであると考えられるということを申し上げたわけでありますから……。
○梨木委員 私が伺いたいのは、具体的の私が読み上げた新潟縣の條例でありますが、これが憲法に違反するかしないか。どう法務廳は考えておるのか、これをまず伺いたいのであります。
○梨木委員 そうすると今研究中だというのでありますから、いつまでに確定的な見解を表明していただけますか。これは早急にやつていただきたいと思いますが、それをお伺いします。
○梨木委員 永田さんに伺いたいのですが、先ほど資格試驗を可とするという理由の中で、資格試驗にした方が人材を廣く集めることができるような御意見に聞いたのでありますが、この資格試驗にしても、さらに現在の制度のもとにおいては、司法修習生に採用するという制度があるわけであります。
○齋藤(三)政府委員 この前梨木委員からも同樣な御質問があつたそうですが、この立案に当りましては、私ども全然さようなおためごかしに、ある種の目的をもつて彈圧するというようなことは、全然考えたことはありません。
○梨木委員 それはいずれ資料を提供していただきたいと思います。 次にこの改正によりましてできる全國の書記官の人数と、書記官補の人数はどういう計画でありましようか。
○梨木委員 通達は出ておるのでありますね、その点だけ確かめておきます。
○梨木委員 私の伺いたいのは、この二十六億五千万円の今年度増額になつたものを、こういう少年保護所の増設の方へ予算を振向ける意思がないかどうかということを、私は聞いたのであります。この点お答えができますか。できたらお願いします。
○梨木委員 それはまわすことができても、昭和二十六年三月三十一日まで、拘置監にこういう特別の改正を必要とするのであります。
○梨木委員 これは内閣並びに内閣総理大臣及び各省大臣に対してだけでありましようか、その他の部局に対して、総理大臣以下の、あるいは各省大臣以下の局長だとか部長だとか、そういう者に対して意見を述べ、または勧告することが実際あるのですかないのですか。それはできることになつているのですか、できないことになつているのですか。
○梨木委員 先ほど私ちよつと聞き漏らしたのですが、檢察官並びに檢察事務官を除く純粹の事務に当る職員が一万一千三百九十二名、そこから七百六十八名を整理するというのでありましようか。その点をちよつと伺いたいのであります。
○梨木委員 そこのところがちよつとわないのでありますが、事実上は、たとえば法務調査意見長官の名前で各省の局長に意見を述べるようなことがあり得るとの今の御答弁でありましたが、そういう場合、その責任はだれが負うのでありますか。
○梨木委員 これは私の考えでは、裁判や檢察に関する威信保持のためにも、こういう事件はもつと徹底的に、つまり関係者並びに一般の國民が納得の行くような処分をされることが必要だと思うのであります。
○梨木委員 最初の松島謙三の件については、当事者の言うところとちよつと違つておりますから、その違つている点について、のちほどまた質問いたすことにして、きようはこの程度にいたしておきます。 大津事件の処理の問題でありますが私の方へ入つている事実関係は、強制わいせつ罪の点のみならず、これは職権濫用罪に該当すると思うのであります。
○梨木委員 希望をあとの方で述べたのでありますが、先ほど私が読み上げました、昭和十七年二月七日の委員会における政府委員の答弁と、今の法務総裁の答弁は違うのでありまして、この点はどうなるのかという点を伺いたいと思います。
梨木委員より発言を求められておりますから、これを許します。
○梨木委員 私の質問はこれで終りますが、川上代議士がこの事実の調査に現地に行つておるのでありまして、その点に関連して報告をさしていただきたいと言つておられますから、その点をひとつお許し願いたいと思います。
○梨木委員 四月二日に鈴木警察局長は警告文を出しておるのでありますが、この警告文をごらんになつたかどうか、この点について私は質問をしたいのですが、その内容についてちよつと先に伺いたい。
○梨木委員 警察局長としてああいう警告文を出されることが、國警本部長官として適当であるとお考えでしようか、それを伺いたい。
○梨木委員 法務総裁にちよつとお伺いしたいのですが、警察官等職務執行法によりますと、武器の使用については非常に嚴格な條件がついているのでありますが、一体消防ポンプを出動させるということは、武器の使用ということになるのですか、ならないのですか。法務総裁はどういうお考えでしようか。
○梨木委員 私は大体その程度で終るところだつたのでありますが、ちよつと上村さんがこれに関連して質問したいということでありますから……。
○梨木委員 そうです。それから大きい六尺棒。
○梨木委員 数はどうですか。
○梨木委員 一般に終戰後少年犯罪が非常にふえておるのでありますが、このふえておる原因について、当局の側ではどういうふうに見られておるか、それをひとつ聞かせてもらいたい。
○梨木委員 それならよろしゆうございます。