1952-04-03 第13回国会 衆議院 本会議 第29号 かかる点は、憲法第九條背反の疑いがきわめて濃厚であるというべきであります。 次に、今回の増員は、安全保障條約において米国より期待され、さらに吉田総理がおそらく黙約を與えておられると思われるところの自衛力漸増の第一階梯でありまして、さらにこの秋以降、保安隊に飛躍的な切りかえが行われる前程と考えられるものであります。しかるに、この増員計画は、主体性をまつたく喪失しておるというべきであります。 平川篤雄