1978-04-06 第84回国会 衆議院 決算委員会 第3号
さらに、このF15は格闘戦闘機であるということでございますが、格闘戦闘というのはどういうことかと申しますと、空中におきます戦闘においてきわめて優秀な能力を持っているということでございます。そういう意味で、わが国におきましては、爆撃機あるいは戦闘爆撃機によります日本に対する攻撃というものに対処するために、空中性能、飛行性能のすぐれたF15を選んだわけでございます。
さらに、このF15は格闘戦闘機であるということでございますが、格闘戦闘というのはどういうことかと申しますと、空中におきます戦闘においてきわめて優秀な能力を持っているということでございます。そういう意味で、わが国におきましては、爆撃機あるいは戦闘爆撃機によります日本に対する攻撃というものに対処するために、空中性能、飛行性能のすぐれたF15を選んだわけでございます。
単なる格闘戦闘機じゃない。 しかも、もっと大変なことは、最大航続距離というのはどのくらいあるかというと、五千キロあるのです。「航空情報」をごらんになったらおわかりでしょう。すでにそれだけの標準兵装で普通の兵器を載せて、ファンボローのエアショー、航空ショーというのがございますが、ここに出場して、飛んでみせている。ファストパック二つに燃料を入れていると五千キロ。
格闘戦闘機、戦闘機に対しては戦闘機という構想でつくらしたわけだけれども、17は採用しないということになったのだから、おしまいになったのだから、そんなものを八つの中に入れたって意味ないじゃないですか。議論しようがないじゃないですか、形式的に八つ八つと言ったって。そうなると、いまの五つだけ抜いてしまえば、いやでも応でも結果的に14、15、16しかないじゃないですか。
格闘戦闘機として持たなければならぬバルカン砲にしても機銃にしても外してしまった。ところが、ソビエトのミグ25フォックスバットなどは格闘戦闘機用の機銃を持っておるわけですね。唯一の力であるミサイルを発射したらかわされた、必ず妨害電波等が出てくるわけですから。そうするとあとはまるっきり裸、気がついたら目の前に相手の格闘戦闘機がいたというわけです。
したがっていわゆるACF、格闘戦闘機としては最適であるということが言えます。それから最大速度はFMが二・三マッハ、それから15が二・五マッハ、それからF16が二マッハちょうどというところでございます。それからF15につきましては、海面上の速度が——これはちょっと比較がございませんのであれでございますが、F15だけは海面上の最高が一・二マッハというところでございます。
対戦闘機という格闘戦闘機なんですから。アメリカという国の特徴で、御存じのとおりに、これは戦闘機対戦闘機の格闘空戦というものを本来は想定しないのですからね。これだけの火力を持っているアメリカに、戦闘機が飛んでいってアメリカ本土に、なんというようなばかなことは普通考えられない。だから、アメリカが約束をしている同盟国のために物を考えるという分野でのみ、格闘戦闘機というものの存在が成り立つわけですよ。