2011-04-21 第177回国会 参議院 内閣委員会 第6号
このため、炉心の冷却等を最優先事項と位置付けて三月十二日から炉心への海水注入を開始したところでございますが、この時点では格納容器外に、すなわち建屋内に汚染された水が大量に漏出する事態に至るとは認識をしておりませんでした。しかしながら、結果としては格納容器外に水が漏出し、二号機のタービン建屋等に高濃度の汚水が滞留し、その一部が海水に漏れ出しました。
このため、炉心の冷却等を最優先事項と位置付けて三月十二日から炉心への海水注入を開始したところでございますが、この時点では格納容器外に、すなわち建屋内に汚染された水が大量に漏出する事態に至るとは認識をしておりませんでした。しかしながら、結果としては格納容器外に水が漏出し、二号機のタービン建屋等に高濃度の汚水が滞留し、その一部が海水に漏れ出しました。
周辺環境への影響についてでございますけれども、原子力発電所は、放射性物質を閉じ込め、放射能による外部への影響がないように設計されておるわけでございますけれども、今回のトラブルにおきましても、漏えいした五十一トンの一次冷却水はすべて格納容器内に閉じ込め、原子炉が安全に冷却され、漏えい箇所が特定されましてから、格納容器外のタンクへ移送を行ったわけでございます。
率直に言いまして、国民の皆さん方からは、五十一トンという、ふろおけでいいますと五十一杯ぐらいの炉水が炉内に漏れていたということで大変衝撃を持っておったんですが、その五十一トンの炉水が一滴も格納容器外には出なかったということ、これは一つ評価しなければならないことかなと思うんです。
あれだけ多量の一次冷却水が漏れたわけですから、そのこと自体を見れば、リダンダンシーが働かなくてああいう事故になったとも言えますし、逆に、放射性物質は格納容器外に出ていないからその多重防護が働いたんだとも言えますし、この点はどのように理解すればよろしいのでしょうか。
五十一トンもの炉水が、一次冷却水が漏えいしたわけでありますが、格納容器外には一滴も出なかったということについては、関係者の皆さんの御努力に敬意を表したいと思います。さらには、情報公開についても、地元の話を聞きますと一生懸命情報公開もやっていただいたということでありまして、この件についても評価をしたいと思います。
そのうち、特にRBMK型炉と、それからVVERの四四〇・二三〇という型があるわけでございますが、このRBMKとVVER四四〇・二三〇、これに属しますのは、両方合わせて二十五基あるわけでございますけれども、これにつきましては、西側の原子炉にございます原子炉の格納容器、外をくるんでおります格納容器でございますが、これがない。
八月中旬から格納容器内の機器及び現在つけておりますところの遮蔽体の取り外しなどの原子炉部の工事が開始をされまして、工事は順調に進みまして、十月の中旬から格納容器外の遮蔽体の取り外しなどの船体部の工事を行っておりますとともに、遮蔽体一部の据えつけなどを行っております。
次に、四番目でございますが、高圧注入系の起動によりまして格納容器が隔離されなかった、そのために弁から放出された高い放射性の水が移送ポンプの自動起動によりまして格納容器外へ移されてしまった。その水が補助建屋の放射性廃棄物処理系に入りまして、そこから床にこぼれたり、また敷地外へ放射性ガスとして放出されたと、そういうことがございました。
そのため格納容器内の排水ポンプ(サンプポンプ)を作動させ、一万ないし一万五千ガロン(三十七・九ないし五十六・八立方メートル)の水を格納容器外にある補助建屋の排水タンクヘ移すとの決定が下された。」こうありますので、これはいま児玉審議官の言ったようなことではなくて、まさに意識的に、放射性物質の含まれた一次冷却水があふれてきたので補助建屋に移しかえた、こういうことではないかと思うのです。
○山野政府委員 従来考えておりました方法というのは、圧力容器の上ぶたを取り外しまして、格納容器外で上蓋上部の遮蔽の改修をしようとしておったわけでございます。
その改修工事の内容に ついても、格納容器内の工事、格納容器外の工事——内の工事にはフランジ部の遮蔽体であるとか、上部一次遮蔽コンクリートの設置であるとか、読み上げたら切りがないほど詳細に出ているんですね。その後復旧工事をやる。遮蔽材料についても重コンクリートを使った場合であるとか水酸化ジルコニウムをつくった場合であるとか、四つほどの種類の遮蔽体の材料の特徴まで出しているわけでしょう。
○説明員(中村守孝君) 調査団は現地に参りまして、格納容器の内部のガンマ線並びに中性子線の計測を行ないますとともに、格納容器外の中性子線、ガンマ線等についての線量の分布状況を測定いたしたわけでございます。その測定の結果は、詳細は現在解析中でございますが、その測定に当たりました専門家の見解として、そのような当面中間的な報告としてそういう結論をいただいたわけでございます。