2010-04-22 第174回国会 衆議院 本会議 第25号
その上で、現在、原子力ルネサンスのもと、約六十カ国が原発新規導入を検討しているほか、核軍縮の将来的な進展に伴い、防護の対象となる核物質の量が飛躍的に増加する見込みであり、核解体、原子力の平和的利用を進める上で、核セキュリティーの確保が重要という現状認識を示しておられます。
その上で、現在、原子力ルネサンスのもと、約六十カ国が原発新規導入を検討しているほか、核軍縮の将来的な進展に伴い、防護の対象となる核物質の量が飛躍的に増加する見込みであり、核解体、原子力の平和的利用を進める上で、核セキュリティーの確保が重要という現状認識を示しておられます。
ですから、こういうのは北朝鮮の目から見ますと、一方的に自分たちの核解体が進んでアメリカから何の見返りが得られないかもしれないと、下手をすると一方的に武装解除を迫られ、あっと気が付いたときには自分は丸裸になっているが、とても自分の安全も確保できなければ物も得られないという、そちらの方向に行く可能性があるということでありました。
結果を出すという意味は、すなわち北朝鮮が核解体の方に進まなきゃいけないという話ですので、やっぱりある意味では皮肉なことですが、今みたいに六か国協議をみんなが目指して六か国協議が開かれないという状況が北朝鮮にとっては比較的いい状況であって、実際六か国協議が始まりますと北朝鮮、それがしかも続くようですと決して北朝鮮にとってはいいばかりの話ではないと思います。
○木下委員 実は、先般のサミットで小泉首相は、ロシアの核解体支援に、アメリカの要請から二億ドルの拠出を表明しています。 しかし、先ほど言いましたように、この日ロの核廃棄協力委、ロシア側の対応のまずさからこれも十分に使い切れなかった、百六十何億円もプールしていながら、そして一方ではここを見直すと言いながら、また新たに、アメリカから言われて二億ドルの拠出をする。
また、日本は、核解体資金協力として当面二億ドル余りの拠出に応じた上、訪問を約束されたそうでありますけれども、今年三月の先ほども述べました並行協議の決裂後、プーチン大統領の二期目を目指す政治的打算からも、ロシアを訪問しても成果を危ぶむ声も多いと仄聞いたします。
最後にもう一つ、去る三月二十八日にアメリカの上院の公聴会の中で、ハワード・ベーカー次期駐日大使がロシアの核解体支援について意見を述べまして、その中で、その次の日もブッシュ大統領は対ロ核解体支援を見直すというような発言をしているようでありますが、このベーカー氏は、日本とEUとカナダがもっとロシアの核解体あるいは廃絶の費用の負担をすべきだと、こういう発言をしているんです。
冷戦後、米ロの核解体、これの動きがあるわけでございますけれども、この解体核兵器から発生するいわゆる核物質、特にプルトニウムですね、これの安全な処分というものは、国際安全保障の上からいきましても非常に重要な問題になっておるわけでございます。
我が国は、これに対しまして、九三年の四月でございますけれども、旧ソ連諸国に対する非核化支援ということで、総計約一億ドル、日本円にいたしまして百十七億円の協力を行うことを決定いたしまして、このうちの七〇%、すなわち約八十二億円をロシアの核解体等のための支援に充てるということにいたしております。
チェルノブイリ事故から十周年、そういう中でお聞きしますと、核解体それから放射性廃棄物の管理、核物質の密輸等々、いろいろな問題について協議、論議をされるようでございます。折も折、CTBT、核実験全面禁止条約、五月から山場を迎えるようでありますが、中国が異論を唱えているということが危惧をされております。
通産省は、ロシアの核解体援助金を廃液貯蔵に活用を検討する、こう言っているわけですが、科学技術庁の方では、原潜の活動の助けのおそれがあるから、この援助は慎重な構えが必要だ、こういうような形でコメントを発表しているわけですが、この辺の統一見解はどのようになりましたか、お伺いしておきたいと思います。
通産省からも一定の、一億ドルでしたか、そういう協力もしようということで、ロシアの核解体のそういうようなことに日本は協力をしていこうということで取り組んでいるわけなのですよ。だから、それも本当はロシア海軍のために支援しているのか、あるいは引き続いて海洋に投棄する、日本海に投棄するということを話し合いでじっと待っているのですか。
核の力で、その力をほしいままにしてきたそれぞれの国が、今度は経済的に疲弊してどうにもこうにもならなくなったら、核解体自身もみずからできない。しかも、海洋投棄というのを当然のことのようにやる。これは不法もいいところでありまして、条約を幾らつくったって、これは条約の遵守の義務がお互いの国にあるのだけれども、それを説いても耳に入らない。これはまさしく大国主義というのか、覇権主義というのか。
○土井委員 アメリカは、ロシア支援のために核解体基金創設を提唱していますね。G7にも拠出を求められたようでありますが、これは考えてみれば、本来核兵器解体というのは核保有国同士の間の責任で行うのが当然だと私は思うのですが、これは外務大臣、どうお考えですか。
そんな中で今、CISの核解体に伴って生じたプルトニウムを早く燃やしてしまう、こういう考え方で専用高速炉、プルトニウムを増殖せずに、燃やすことだけを考える、こういう構想が設計上既に具体化しつつある、こういうふうに聞いておりますが、その実態はどうか、要点を伺いたい。