1990-05-17 第118回国会 衆議院 予算委員会 第18号
核燃サイクル基地の建設計画というものは、やはりそういう点からいってもこれは無理だ。無理に無理を重ねて青森を征服しようったって、それは無理だ。私どもはもう征服という言葉を使っていますよ。権力の征服、電事連の征服、これに抗した国民の反撃が先般の選挙の結果なんです。これを尊重すべきだと思うんです。
核燃サイクル基地の建設計画というものは、やはりそういう点からいってもこれは無理だ。無理に無理を重ねて青森を征服しようったって、それは無理だ。私どもはもう征服という言葉を使っていますよ。権力の征服、電事連の征服、これに抗した国民の反撃が先般の選挙の結果なんです。これを尊重すべきだと思うんです。
いずれもこの問題ではやっぱり県民の意思というものがどこにあったかといいますと、核燃サイクルは御免でございますと。そのために参議院の選挙においては、私どもの推薦する三上隆雄さんという人が五二%もちょうだいしたのです。これが県民の意思でございます。 今世界は、国民の意思を聞かないときには政権がかわる、民主主義のないところには、もう独裁政権は倒れる、至るところに、枚挙に事欠かないくらい今ございます。
むつ小川原開発ということはもうすっかり変わっちゃったんだ、そして核燃サイクル基地の建設に方向転換したんだ、それに附属するところの関連する産業を持っていくのだ、こういうふうにはっきりお考えになっておられるんでしょう。お答えいただきます。
これは明らかに県民の意思が核燃サイクル基地ノーという意思と見ていいと思うのです。そういう政治的な一つの条件が大きく変わったということを、これまた長官も私は知っていただきたいと思うのです。 この問題が許可された当時というものは、青森県は全部自民党の国会議員でございました。知事もまたしかりでございました。知事はとにかく名立たる自民党公認の数少ない知事でもまたあるわけです。
○関分科員 私は、とにかく再処理工場の問題にしても核燃サイクルの問題にしても、論議しなければならない内容がたくさんあると思っております。それらの内容については、いずれ科学技術委員会で十二分にまた論戦もしたいと思っております。 あと時間も十分かそこらしかありませんので、特に申し上げたいことは、今度科技庁が出されました第一次審査なるものですね。
土田さんの核燃サイクルに関するお考えでございますが、核燃サイクル事業の進め方についてはいろいろ批判的な御意見をお持ちのようでありますけれども、核燃サイクル事業そのものの意義については相応の御理解をお持ちの方だと聞いておりますので、これからいろいろ御意見も聞き、また我が方としてはPA対策や核燃サイクル施設立地を通じた地域振興策等を講じてまいることによって地元の理解を得てまいりたい、こういうふうに考えておるところであります
さらに、ことしの三月十六日に青森県六ケ所村の核燃サイクル施設の近くに米軍機が模擬爆弾を投下して極めて危険きわまりない事態になったということがあったかどうか確かめてください。 さらに、ことしの八月三日に長野県で米軍機がニアミスを起こして、そして一触即発の危険な状態に至ったということですが、これはどうですか。
どうぞ科学技術特別委員会でもいいから、この安全を期するために少なくとも国会が、これほど国民に問題になっている、疑問視されている核燃サイクル施設というもの、原子力エネルギーというものをつぶさに検分しなきゃならない、調査しなきゃならない、こう思うんです。
まず第一は、昨年の十二月二十九日に青森県の農協・農業者代表者大会におきまして、六ケ所村の核燃サイクル施設に反対をする決議が八十五対四十八で、白紙は六でございますが、決定をいたしました。
○参考人(滝口作兵エ君) やはり今の核燃サイクルの立地と同じで、非常に住民の合意の仕方がなされていなかったと。今も副知事さん言われますように、強行出港のようなのは最たるものであります。これはもうやはり今からはすべてにわたってそうなんですが、住民の合意が一番大事だと。
その当時は、今のこの核燃サイクルの問題はございませんでしたが、我が方では東通村の原発が計画されておりましたので、それの参考にしようと思って福島県に参ったわけでありますが、私のその当時の感想といたしましては、交付金が来るといってこういう大きな施設をつくっていいのかな、後で維持管理に非常に苦労するのではないかなという感じを率直に受けたわけであります。
○参考人(滝口作兵エ君) 先生には何か原子力発電と、今私どもに立地が決定しております核燃サイクルの施設との考え違いだろうと思うんですが、確かに原子力発電の場合は温排水が出ます。かなり高度な高い温度ですから大変困る。魚種によっては出ると思いますが、これは決して放射能は含まれていない、海水から冷却水になるだけなんです。
そういうことで地元では、例えば風評被害なり損害があった場合に電事連が何かしてくれるんじゃないか、こういう期待といいますか、気持ちを抱いておるわけですが、去る四月初めの電事連に対する調査では、電事連は任意団体である、したがいまして核燃サイクルの費用は電力会社が負担するのだ、こういう御回答になっております。
いずれにしても、そういうような秩序の乱れが起こっているということに認識を深められて、核燃サイクル基地対策というものについても正しく科学的に当たっていただきたいことを申し上げて、時間がありませんから、次回にまた進めたいと思います。 終わります。
それをやたらに暴力事件と打って、そして言うなれば核燃サイクル基地の調査海域を了承させようという権力側の要求、これに検察陣が加担しているんじゃないでしようか。私は暴力行為を認めるものでは断じてありません。
○山田委員 次は運輸省でございますが、核燃サイクル施設の使用済み燃料等の輸送は海上輸送になる、こう伺っておるわけでございます。海上輸送の安全性ということにつきまして十分に確保されるのかどうか、この点を伺いたいと存じます。
○山田委員 地元の意向を尊重なさる、こういうことが極めて大事であろうと私は思うわけでありますが、その地元では、核燃サイクル施設が立地を現実にしたとした場合に、ほかの企業の立地に重大な影響が出てきやしないかという、これまた切実な心配があるわけでありまして、この点、国土庁長官、もう少し具体的に展望を明らかにしていただければと思います。
○山田委員 むつ小川原開発と核燃サイクル施設の関係で国土庁に伺いたいと思います。 このむつ小川原開発の第一次基本計画は、もう御案内のとおりでおりますが、四十七年六月、五十年十二月には第二次基本計画、五十二年八月には「むつ小川原開発について」という開発会議の報告が出て、直後に閣議口頭了解を経て今日に至っている、こういう経過があることは御案内のとおりであります。