1971-10-22 第67回国会 参議院 本会議 第5号
また、共産党の調査による沖繩の核武装部隊の撤去を求められましたが、米国の施政権下にある現在のことは、政府として公式に申し上げる立場にありません。 沖繩の核抜き返還は、一昨年十一月の私とニクソン大統領との共同声明第八項で明らかなとおり、日米最高首脳間の深い相互理解と信頼に基づく確約であって、その実施については何ら疑いの余地のないところであります。
また、共産党の調査による沖繩の核武装部隊の撤去を求められましたが、米国の施政権下にある現在のことは、政府として公式に申し上げる立場にありません。 沖繩の核抜き返還は、一昨年十一月の私とニクソン大統領との共同声明第八項で明らかなとおり、日米最高首脳間の深い相互理解と信頼に基づく確約であって、その実施については何ら疑いの余地のないところであります。
このためにこそ、日本に軍国主義の復活を強要したり、韓国においては国連軍を僣称して、核武装部隊を配置し、朴かいらい政権に対してばく大な軍事援助を行なっておるではありませんか。 アメリカのいまねらうところは、あくまでも三十八度線以北ですよ。
南朝鮮には相変わらず核武装部隊を駐留させておる。東南アジアでは、核脅迫と、これをうしろだてに公然たる挑発と干渉、侵略と殺戮を続けておる。私は言いますが、もしあなた方日本政府やアメリカの政府が平和、緊張緩和へ一片のほんまの真心でもあるならば、どうしてこのようなことが平気で行なわれ得ますか。私は行なわれ得ないと思う。しかるに、政府はこの条約を国会に承認を求めておる。
従って核武装部隊の攻撃を受けるときには、もう完全に壊滅させられる立場にあるのです。核攻撃を加えられたときは、もう日本はどのような自衛隊の優秀な核武装をせざる部隊がおろうとも、これは全滅させられるものであるということは長官はお考えであるかどうか。
ことに、日本自身が核武装することはもちろん、米国の核武装部隊が日本に来ることも絶対に許せません。今こそ日本は、核非武装をこの国会で決議をし、従って、政府もまたこれを中外に宣明すべきであります。(拍手)沖縄、小笠原、これを防衛区域に入れるかどうかを論議する前に、沖縄の返還そのものを要求しなければなりません。
さらに、事ある場合は、行政協定の第二十四条に基き、これら核武装部隊と自衛隊は、共同措置をとることになっているのでありまして、伝えられるがごとき報復攻撃もあり得るというソビエトの声明を思うとき、まことに不安、危険きわまるものと思われるのであります。岸総理の言葉が真実であるならば、わが党の提案している日本の非核武装に関する決議案に、即刻賛成し、決議して、このことを世界に宣言すべきであります。
核兵器導入の準備が着々と進められ、これと並行して東欧諸国で同じような動きが行われているのでありますが、しかし、国民の多くはこれに反対し、ロンドンでは御承知の通り、過ぐる四日、一万余に上る大衆が核武装反対の集会に参加し、翌五日、ニューヨークにおいては、国連本部前で核兵器反対のデモ行進が行われ、あるいはアメリカ上院議員の一部で実験禁止を政府に勧告する動きが活発化し、また、数日前、西独フランクフルト市議会は、核武装部隊