1981-02-04 第94回国会 衆議院 予算委員会 第3号
沖繩復帰前の沖繩国会で、米軍の占領中に核模擬爆弾の核投下訓練が行われたという問題を私はここで何遍も提起しました。そのときに佐藤内閣——佐藤首相、福田外相時代だと思いますけれども、沖繩が本土に復帰したら日本の領域の中で核投下訓練なんかはやらないでくれ、そういう問題を取り上げる用意があるかと言ったら、そのときに総理も外相も、絶対やらせないように米軍に申し入れる、やらせませんと約束しました。
沖繩復帰前の沖繩国会で、米軍の占領中に核模擬爆弾の核投下訓練が行われたという問題を私はここで何遍も提起しました。そのときに佐藤内閣——佐藤首相、福田外相時代だと思いますけれども、沖繩が本土に復帰したら日本の領域の中で核投下訓練なんかはやらないでくれ、そういう問題を取り上げる用意があるかと言ったら、そのときに総理も外相も、絶対やらせないように米軍に申し入れる、やらせませんと約束しました。
だから、結局、時間がないからもう言ってしまいますけれども、現実に核投下訓練を沖繩でやられているわけですよね。あの核投下訓練というのは、あれはもちろん模擬爆弾ですけれども、しかし現実に核を使うということを想定した訓練がやられて、日本政府もそれを認めておるということは、核の使用に事実上全面的に反対するという立場に立脚していない。
総理は五年前、佐藤内閣の外相当時、予算委員会で、わが党の不破議員の質問に答えて、沖繩返還後は模擬爆弾による核投下訓練を中止するよう米軍に厳重に申し入れると述べました。残念ながら、核訓練の問題もいまだに解決されないままですが、一層重大なことは、沖繩における核兵器と核基地の疑惑が、最近きわめて具体的な形で改めて提起されてきたことであります。
これは核投下訓練をやったのはこの二個中隊です。だけど、ベトナム戦争後にこの四四と六七戦闘中隊に加えて、一二、二五戦闘中隊がふえて四個中隊になっているんですよ、いま局長が言われたように。そしてこの四個中隊が繰り返しやっぱり訓練やっているんですよ。これはそういう核投下訓練を事実上行っている中隊がふえているんですよ、ベトナム戦争後に。
○立木洋君 たとえば二月の十一日、十二時間、いわゆる核投下訓練等々を含めた爆撃、実弾射撃、投下演習など四百十五回、ですから一分五十秒に一回というすさまじさで行われているわけです。これは何回かこの外務委員会でも問題にしましたし、こういう投下訓練というのはやるべきではない、最小限にとどめるように申し伝えたいというふうなことを木村大臣のときから言われたと思うのですよ。
それだけじゃなくて、一年前には嘉手納にいたF4ファントムの第一八戦術戦闘航空団、私たちがたびたびここで問題にいたしました、核投下訓練をやっている、この第一八戦術戦闘航空団が、一個中隊だったのが四個中隊に増強されています。 そうして、嘉手納にいる第一特殊作戦中隊のC一三〇というのがフォールイーグル作戦という訓練を、これも三月末から四月上旬にかけてやります。
これは核投下訓練もやっていますし、爆弾もたくさん持って地上攻撃もやるのです。それから、KC価という給油機も持って遠くまで飛んでいく攻撃用の部隊なんです。それの訓練の中に航空自衛隊の管制サイトをうんと使えるようにやらなければいかぬと書いてあるから問題なんですよ。朝鮮でのアメリカの作戦に航空自衛隊がしょっちゅう使われる、それ以外に技術的にないということになったら大問題でしょう。
この内容から明らかになったことは、米軍は那覇空港を利用する民間機に不当な高度制限を加え、その一方で、その管制を活用し、核投下訓練を含む危険な軍事作戦を展開しているというきわめて危険な実態についてであります。
そこで何が行われているか、核投下訓練、これが行われているということは非常に重大です。 わが党の不破書記局長は衆議院の予算委員会で何回も質問して、それらの事実をいままで明らかにしてきました。日本政府に対して事実を徹底的に糾明し、その即時中止を要求してきましたが、政府はこの重大な警告に対していまだにこれは何らの回答も行っていない、せいぜいいまのお話になったような答弁しか返ってこないわけです。
同時に同文書では、伊江島における核投下訓練の要領を具体的に指示しているのであります。以上の事実でも明らかなように、特別作戦として目下米軍の使用しているロー・レベル・ルートの実態は、核兵器を実戦に使用するための訓練を行うきわめて重要しかも危険なルートである。政府はこの事実をそれでも知らないと、これは言うんですか。局長、どうです。
○岩間正男君 それでは、私は次に伊江島においてどのような核投下訓練を行われているかを調べてみました。 私は、ここに第十八戦術戦闘航空団のフライトプランというのを持っている。これによると一九七四年十月二十一日、昨年の十月二十一日から二十七日までの一週間に合計六十六回の核投下訓練を行っていることが明らかなんです。
しかも、非核三原則を厳守すると言いながら、沖繩の核攻撃部隊とその核投下訓練を容認し、また国際海洋法会議での領海十二海里説が大勢となっていることを利用して核積載艦船の通航を事前協議の対象から外し、非核三原則を放棄する策動を強めています。これらのことは、三木内閣が安保、核問題など、国の基本路線で歴代自民党内閣よりさらに後退した姿勢を示すものにほかなりません。
これは核投下訓練を行っている。また、核投下施設も伊江島、出砂島にあるわけです。また、第四〇〇弾薬整備部隊、これは核兵器貯蔵の疑いが濃厚であるということが、各野党の委員から指摘されてきたことであります。さらには、この三四五空輸中隊、核輸送を行う任務を持っておる中隊、核将校までいる。さらに六〇三支援中隊、核ハイジャック対策までこのあれは持っておる。
そして現実に施設があって核投下訓練がやられている。そうして運んできて、あちこちに運ぶ機能を持ち、核将校までおり、貯蔵する施設までちゃんとある。しかも、そういう対策まですべて万全に整うように沖繩ではつくられている。だれが考えてみたって、これは沖繩に核があるのではないか、素人でも常識的に判断すれば明確に考えられることなんです。その疑いを明らかにする責任が政府にあるということを私は要求しているんです。
私は、さらに質問を進めますが、核兵器を扱う核管理部隊でありますとか、核投下訓練を行っている核攻撃部隊がある限りは、この国民の疑惑はなくなりません。
こういう指定図まで明確にして、恒常的な任務として、核投下訓練をやっているのです。しかも、これはわれわれも、三年前の沖縄国会のときには、まだそこまで知らなかったのですけれども、あのBDU8、BDU12という二つの模擬爆弾だけが核訓練かと思っておりましたら、これはわれわれの誤認でした。
その判定の大事な目安は、沖縄にある空軍部隊が、模擬爆弾にせよ、核投下訓練をするかしないか、これは大事じゃないか。核兵器を持ち込まないと言うのなら、核投下訓練をして、いつでも核攻撃できるような部隊を置けないじゃないか、その点から言えば、この訓練を認めるかどうかということは大問題になるということで、伺ったことがあります。
先ほども言いましたように、このような核投下訓練、事実上核模擬爆弾を使っているわけですけれども、投下訓練を行なっておるこの一八戦術戦闘航空団というのが沖繩に所属しておる、配属されておる、これは核攻撃を行なう部隊が、すでにその訓練を沖繩において行なっておるということ、ここにもう一つの資料を提供したいわけです。
○立木洋君 それでは政府の、大臣の公式見解としては、安保条約に関しては、この核模擬爆弾、つまり核投下訓練、核攻撃基地化になるという状態が容認されておるというように判断をします。
いま、二、三の問題でお聞きしましたが、核投下訓練といい、あるいは原子砲の訓練といい、核管理機構の問題といい、非常にあいまいなままでそれをこのまま残すなら、核の完全撤去、こういうことは言ったとしても、これは実質にそぐわないと思うんです。私は、これらのものは撤去あるいは中止すべきだと思いますが、防衛庁長官の御答弁を願います。
私は、いまアメリカの嘉手約基地で、先ほどから核投下訓練で問題にしている第一八戦術戦闘航空団に対して弾薬供給の任務を持っておるこの弾薬整備部隊について述べたわけでありますが、このような特別に核を扱っている部門が沖繩に施政権返還後も残されるかどうか、この点については事実が明らかになった以上、その部隊の——総理は昨年、五月十五日によって在沖繩米軍は変質すると言われましたが、このような部隊がなくなるかどうかというのがほんとうに
したがって私は、この二千ポンドまで核爆弾の投下訓練を認めてきた事情、この点について政府はさらに調高して明らかにしていただくことを要請するとともに、このような投下訓練を、今後も福田さんが言うような警告にもかかわらず、アメリカが一切安保条約下の沖繩では認めない、やらないという確約を政府に与えない限り、少なくとも核撤去を国民の前に公約してきた佐藤内閣としては、そのような核投下訓練を行なう部隊については施政権
○不破委員 総理は、先ほども、われわれはアメリカを信頼しているというように言われましたが、たとえば昨年の核投下訓練について日本の政府自身が信頼しているアメリカに質問した問題についても、五カ月たっても何らの返事がないという程度の信頼関係であります。それでは国民は困るわけであります。核投下の訓練をする部隊があるかどうか、あるいは核を管理している部隊が残るかどうか。
いまのお答えでは、そういう核戦力部隊、この駐留を認めざるを得ないと、こういうお答えだろうと思うのでありますが、それならば、この十八戦術戦闘航空団の核投下訓練をやめさせる考えはございませんか。
特にわが党は、沖繩の現地調査によって手にした米軍資料に基づいて、第十八戦術戦闘航空団の核投下訓練、第三海兵師団の核武装、第四〇〇弾薬整備隊の核安全点検作業などの実態を明らかにし、現実に沖繩に核部隊が存続し、訓練していること、しかも、この部隊が返還後もそのまま残ることをあげ、施政権返還後は核抜きになるという政府の宣伝が全く根拠の薄いことを追及しました。
○国務大臣(福田赳夫君) 岩間議員から伊江島で核投下訓練をしておる、そういうお話でございます。私はそういう情報に接しておりませんです。いずれにいたしましても、協定が発効した後におきましては、沖繩はもとより日本いずれの地域におきましても核は存在しないのであります。したがいまして、沖繩において返還後において核投下訓練が行なわれるというような事態はあり得ざることでございます。
政府はいまでも、アメリカの空軍が沖繩で核の模擬爆弾による核投下訓練、原爆投下訓練を行なっていることはない、そういうように考えておられるのかどうか、ここで重ねてお聞きしたいと思います。