1987-02-18 第108回国会 参議院 外交・総合安全保障に関する調査会委員打合会 第1号
ただ、日本は唯一の核の被爆国でございますし、現実には例えば、今、唯一残されております地下核実験の全面禁止といったような方向に努力をいたしまして、直接核戦争そのものをなるべく起こさない方向へ持っていくというのが私は技術者としていささか分に過ぎた発言とは思いますけれども、努力しなければならない方向だと思っておるわけでございます。
ただ、日本は唯一の核の被爆国でございますし、現実には例えば、今、唯一残されております地下核実験の全面禁止といったような方向に努力をいたしまして、直接核戦争そのものをなるべく起こさない方向へ持っていくというのが私は技術者としていささか分に過ぎた発言とは思いますけれども、努力しなければならない方向だと思っておるわけでございます。
米艦が核兵器を発射するときに日本の自衛隊、これが海、空であろうと一緒に作戦をするということになれば、日本は核戦争そのものに踏み出すということになりますね。
ヨーロッパだけを戦場にして核戦争になるということでございまして、いやそういうことはないんだ、限定的に核戦争と申しましても柔軟反応戦略でございますから、やがてエスカレートして最後には米ソの核戦争にまでなってしまう、なってしまうがゆえに限定核戦争そのものも抑止されているというのが現在の主流の考え方でございます。
だから、相手基地に対して攻撃をする場合に、戦術核、戦域核あるいは戦略核、さまざまな核攻撃がなされないという絶対の保証はないし、非核三原則を持つ日本として、あるいは現在の憲法を持つ日本として、やはり核搭載艦あるいはアメリカの核戦略そのものの中における共同行動をするということは、結局核戦争そのものに日本を巻き込んでいく結果になるんだということで、これは論議の外に置かなければならないものだというふうに私は
こういう抑止力の議論は、下手をすると、まさに日本を巻き込む核戦争そのものにつながるということをさっき言いましたが、これはこれで一応おきましょう。 そこで、そういう核の抑止力というアメリカのものがあるから、相手から核兵器が飛んでくる心配はない、その危険はなくなったというような状態が出てくれば、このアメリカによる核の抑止力というものも当然必要がなくなるということになるだろうと私は思うのであります。
広島、長崎、ビキニを経験したあの日本国民の悲願、これは核戦争そのものをとめなければあのような悲願を実現することはできない。したがって、十年間の原水禁大会のいままでの積み重ね、そうして国内の平和勢力と民主勢力を結合し、しかも徹底的に職場や地域の交流を高めて国民の悲願を盛り上げて、原水爆禁止、核兵器、核実験全面禁止、このような願いのために行なわれておるわけであります。
日本が日中友好を推し進めるためにも、貿易拡大のためにも、さらにアジアの平和のためにも、しかも原水禁大会という日本人の大きな悲願、結局はその大きな目標というものは、これは核戦争そのものをやめてもらうことです。したがって、核兵器そのものを全面的に禁止することです。
そのためには、この戦いが、十回の長い国民との連帯で、下からじりじりと積み上げてきて、そうしてそこでどうしてもこの悲願を実現するためには核兵器並びに核戦争そのものを全面的に禁止しなけれならぬという方向に変わってきている。当然です。中身そのものをあなたのほうで問題にするなら問題にするのだけれども、当然のことで、それに対して、何か逸脱とかなんとかという言い方をする。
日本共産党は、真に放射能の被害をなくし、核実験と核兵器を全面的に禁止し、核戦争そのものをなくし、祖国と人民を守るためにこの条約に反対します。同時に、この条約の本質を明らかにして、人民とともに戦うものであります。 そのため、第一に、何よりもアメリカへの従属を断ち切り、アメリカ帝国主義者の核戦争政策をやめさせるために戦います。
したがって、私は第一に、まずあくまで地下実験を禁止する方向、そうして、完全核実験の禁止、さらに、このような核実験というものを必要とするのは、言うまでもなく、これは兵器の開発、製造、さらに貯蔵、運搬、使用、このような核戦争そのものでありますから、したがって、これらのことを含む全面軍縮の方向に、どうしてもこれは国民の意思を統一して大きくこれは戦っていく必要があると思う。