1983-04-12 第98回国会 参議院 外務委員会 第6号
あるときは極東に配備し、あるいはまた極東に増強するかもしれないSS20は日本を目標にするものではないと言い、またあるときは日本において、特に沖縄に巨大な核基地等がある、日本の周辺も核に満ちておる、そうしたソ連に対する包囲態勢をとっておる、それは日本がその一環を占めておる、そういうことでソ連としてもSS20を場合によっては増強してこれに対抗しなきゃならぬと。
あるときは極東に配備し、あるいはまた極東に増強するかもしれないSS20は日本を目標にするものではないと言い、またあるときは日本において、特に沖縄に巨大な核基地等がある、日本の周辺も核に満ちておる、そうしたソ連に対する包囲態勢をとっておる、それは日本がその一環を占めておる、そういうことでソ連としてもSS20を場合によっては増強してこれに対抗しなきゃならぬと。
また、最近ギリシャの新首相になられました方も、先般来、アメリカの核基地等についてもギリシャから撤廃をさせたい、それまでの間はギリシャ政府でこれを管理していきたいというような決意まで述べられているようでございます。総理も大分外国を多かれて首脳とお会いになっているわけでありますから、当然それらの動きは私どもよ力はよけい御存じのはずだと思うんです。
この答弁に対し、それでは現在沖繩に配置されている米軍や、装備並びに核基地等が存続する場合は、事前協議の対象にならない危険があるのではないかとの質疑に対し、愛知外務大臣より、極東の安全確保とわが国の安全保障のために、必要にして十分な備えを沖繩にする必要があり、自衛隊の配置、米軍の駐留、基地の態様等については目下検討中で、事前協議の対象、範囲等につき特別の定めをするかいなか確定しておらず、白紙の立場であるとの
してみますと、経済問題についても、後進国援助等については、日本は一そう積極的にこれに取り組まなきゃならぬ、こういう課題にもなってきましょうし、また、軍事面においても、当然イギリスがアメリカの核兵器、核基地等を許して受け入れておると同じように、当然日本においても、核兵器の問題等については、従来とおのずから変わってくるような態度に出てくるであろう、こうわれわれは推測するわけです。