2010-05-21 第174回国会 衆議院 経済産業委員会 第13号
同じ報告の中で、各種のプルトニウムのアイソトープ組成というのを示しておりますが、スーパーグレードの場合は、プルトニウム239が九八%、240が二%ということなんですが、ウエポングレード、核兵器級になると、238が〇・〇一二%で、239が九三・八%、240が五・八%、プルトニウム241が〇・三五%、プルトニウム242が〇・〇二二%。
同じ報告の中で、各種のプルトニウムのアイソトープ組成というのを示しておりますが、スーパーグレードの場合は、プルトニウム239が九八%、240が二%ということなんですが、ウエポングレード、核兵器級になると、238が〇・〇一二%で、239が九三・八%、240が五・八%、プルトニウム241が〇・三五%、プルトニウム242が〇・〇二二%。
その報告書の中で、原子炉級のプルトニウムであっても、高度の設計技術を運用すれば、強い破壊力を持つ核兵器をつくることができるということとか、それからまた、プルトニウム240または242が多過ぎると、即発中性子が連鎖反応を早め過ぎてしまって、爆発力を大幅に削減することになるんだが、原子炉級プルトニウムは、核兵器級のそれに比べて、単位質量当たり六倍から十倍の熱を発生する、これについては、原子炉級プルトニウム
こんなにもうあっちやこっちに所管がばらばらになって、一番重要な核兵器級プルトニウムに一番近づいている、あるいはそのものと言ってもいい、そこの部分についての国の行政体制というのがそんなにばらばらになっていいんですか。 これは、私は真剣に考えてもらいたいと思いますが、どなたに伺えばよろしいですか。
この「もんじゅ」のブランケット燃料の再処理によって得られるプルトニウムは、そういう次第ですから239の度合いが非常に高い、核兵器級のプルトニウムがそこでできる。
これはまさに核兵器級のプルトニウムであります。純度の極めて高いプルトニウム。軽水炉から再処理をして取り出されるプルトニウムの純度は約六〇%であります。これと比較をすればわかるように、このような純度の高いプルトニウムが果たして必要なのかどうかという点をまず第一に私たちは疑問に思っております。 この高速増殖炉については、先進諸国はもう既に撤退をしつつあります。
核兵器級のプルトニウムは核分裂を起こしますプルトニウム239、これは239だけが核分裂を起こすわけではございませんで、御承知のように奇数番号のプルトニウム、プルトニウム241も核分裂を起こすわけでございますが、実際、軍事用のプルトニウムにおきましては、ほとんどが239と言われておることは御承知のとおりでございます。
○辻(一)委員 アメリカのCIAの文書「フランスの原子炉燃料再処理計画、情報の分析」というのが一九八四年の九月に出ておるのですが、このアメリカのCIAの資料によると、「(アメリカの)国務省の報告の示すところでは、フランスは民事用の天然ウラン燃料原子炉ないし高速増殖炉を核兵器級のプルトニウムの需要を満たすために用いるというオプションを保持している」。
中島参考人も言われましたように、核兵器級プルトニウムと軽水炉で生まれてくるものではかなり組成が違います。一般的にウラン爆弾の場合に、広島に使用されたのが九五%濃縮、高濃縮ウランである、それから軽水炉の発電所に使うのは三%ぐらいの低濃縮ウランであって全く爆発の可能性がない、ここまでは一般社会にも御理解いただいている。
特に今、核兵器級と原子炉級ないしは軽水炉級という話が出ましたけれども、実は核物質、核兵器物質としての性能、品位から見れば核兵器級のプルトニウムの方がもちろん品位が高いわけですけれども、毒性という点では原子炉級のプルトニウムの方が、プルトニウム238であるとか毒性の高い放射能量も多い他の同位体を多く含むことになるものですから、一層毒性が強くなるということがあって、一層厄介な問題を提起しているというふうに
質量の違う同位体がございますが、核兵器級というのはそのうちでプルトニウム239の純度が九四%以上のもの、つまりほかの同位体が六%以下のものが核兵器級であるというふうにされております。