1956-03-08 第24回国会 参議院 外務・農林水産委員会連合審査会 第1号
であるとするならば、当然それは広い範囲内においては、原爆のような一国のいわゆる今度のような実験であるとか、そういう核兵器の実験であるとかというような実験によって他国が侵される、他国の人類の幸福が侵されるというような場合においては、これは国連憲章に対するところの違反ではないかと、これはインド代表のメノン代表が国連に対して質問した一つの大きな理由だろうと思うのです。
であるとするならば、当然それは広い範囲内においては、原爆のような一国のいわゆる今度のような実験であるとか、そういう核兵器の実験であるとかというような実験によって他国が侵される、他国の人類の幸福が侵されるというような場合においては、これは国連憲章に対するところの違反ではないかと、これはインド代表のメノン代表が国連に対して質問した一つの大きな理由だろうと思うのです。
○千田正君 実は田村先生、現実においては衆議院、参議院とも、二回にわたって原子爆弾、これら核兵器の実験の中止及び禁止を要諦すべきであるという決議案を上げているわけです。
ユネスコ委員会を通じて日本の代表は決して核兵器には賛成しておるのじゃないのです。それからまた衆参両院の決議もそのまま持っておるのです。そこにはちっとも間違いありません。ただしかし議事を開くには議事法というものを守らなければなりません。さっき説明をいたしたようにソ連がアウト・ボーダー、議事外だと言われても、またやってくれといったようなことは日本人としては私はよくないと思うのであります。
ところがアジア地域のユネスコ会議でやった決議は、実験ばかりじゃないのです、核兵器を全部やめろという意味なのです。エクスクルーシヴ・ユースをやれというので、その裏を探すと、全部やめなのです。そこでその間、必ずしも同じことじゃありませんが、しかし日本の代表は核兵器使用には反対いたしております。
これが決議の最後の締めくくりであるので、両方の決議とも核兵器使用絶対反対とは言っておらないのです。実験をしてくれるなということを、実験をしようと思っておるソ連と米国及び英国に通知しろ、参議院の適切なる措置をとれというのもそこなんでございます。それゆえに今回ユネスコで核兵器はエクスクルーシヴに平和目的にのみ使え、こういうことで範囲がだいぶ違うのですね。
○千田正君 私はこの際、エニゥェトクにおける核兵器の実験が日本に及ぼす影響について緊急質問をいたしたいと思うのであります。外交問題その他につきましては、ただいま同僚の曽祢議員から大要をお尋ねしてありますので、私は変った立場から、特に影響する面についてお伺いしたいと思うのであります。 回顧すれば、十年前の日本の運命は、原子爆弾によって決定されたと言っても過言ではないのであります。
午後三時三十七分散会 —————・————— ○本日の会議に付した案件 一、国会法第三十九条但書の規定による議決に関する件 一、マーシャル群島における水爆実験に関する緊急質問 一、エニウェトクにおける核兵器の実験が日本に及ぼす影響に関する緊急質問 一、日程第一 国防会議の構成等に関する法律案(趣旨説明) 一、日程第二 公共企業体等労働関係法の一部を改正する法律案(趣旨説明) 一
事務次長) 河野 義克君 参 事 (委員部長) 宮坂 完孝君 参 事 (記録部長) 丹羽 寒月君 参 事 (警務部長) 佐藤 忠雄君 参 事 (庶務部長) 渡辺 猛君 ————————————— 本日の会議に付した案件 ○マーシャル群島における水爆実験に 関する緊急質問の件 ○エニウエトクにおける核兵器
無所属クラブの千田正君から、エニウエトクにおける核兵器の実験が及ぼす影響に関する緊急質問が出ております。 所要時間は十分。要求大臣は総理大臣、外務大臣、農林大臣、厚生大臣、大蔵大臣であります。 以上であります。
かつての太平洋戦争で、わが日本は、史上初めての原爆を広島、長崎に投下され、何十万人の犠牲者を出し、これが戦争終結の直接の契機となったのでありますが、それから十年余を経過した今日、なおまだ、当時の原爆被災者中の生存者が数多く病床にあり、さらにまた、その中には、今日、死の道をたどっている犠牲者もあることを知るにつけ、この核兵器の恐るべき殺戮力と、かつまたその影響力の強大さに驚くのであります。
また、昨年四月のAA会議において採択をせられましたいわゆるバンドン宣言の中におきましても、熱核兵器の実験中止が取り上げられ、十一月のモンテヴィデオにおけるユネスコの総会におきましても、わが国代表から熱心な提唱が行われ、さらに、本年三月中旬に開催されまする国連の放射能科学者会議には、わが国代表が特に招聘を受けております。
○伊藤(好)委員 なお、この際念のためにお聞きしておきますが、新聞電報によれば、アメリカのクォールズ空軍長官は、極東地方には太平洋地域に核兵器を貯蔵しておるという意味の発言があるようであります。
核兵器もその一つでしょう。広島、長崎の原爆などといもうのは新兵器の部類からすれば最も古いのです。それを問題にするくらいであるならば、進んだ核兵器の今度参るロケット砲問題もあれば、あるいは当然その他いろいろの核兵器のことについても、日本におけるところの使用の問題については話し合いに出されなければならないと思う。
○加瀬完君 今度のように原爆そのものではなくても、条件を変えれば当然核兵器として使用できるようなものを持ち込まれてくれば、これは原爆を禁止するといったところで、広い意味の原爆としておそれられているところの核兵器を使用させるということの禁止にはならなくなってしまう、こういういろいろのいわゆる新兵器と称せられる核兵器の問題について、原爆の禁止と同様にこまかい打ち合せをなさっておられますかどうか、その点…
最近、何月ごろでございましたか、もちろんことしでございますが、ごく非公式にアメリカ側から言って来ておりますのに、新しい武器、ニュー・ウェポン、それは核兵器ではないということ、これははっきりとうたってありますが、それと、それから進歩したデザインの、アドヴァンスト・デザイン・イクイップメント、新しい考案の装備品といいますか、そういうものについて研究試作をするということについて、アメリカ側としては、ヨーロッパ
そうして将来起る戦争は必ずや核兵器が使用されるから、これは人類の生存に脅威となるのであるから、これを禁止しなければならないということを切々として訴えておるのであります。総理大臣はかつてこの席上において、今日もまたチャーチルの言葉を引いて、原子力兵器の均衡が世界の平和の原因となっている、こういうことを述べておりますが、これは私としてはなはだ残念な発言であると思うのであります。
それは新しい考案の兵器等の研究、その中でも特に核兵器、原子兵器等はもちろんのことだということははっきりしておりますが、新しい考案の兵器で何か日本側で特に研究に値するようなものがもしもあるならば、アメリカ側としても、これに対して資金的の援助をする可能性について検討する用意がある、こういう意味のことを言ってきております。
共産側として今やすべての核兵器を禁止すべしというのはやさしい。そうなれば、現存兵器についての共産側の優位はますます圧倒的なものとなるであろう。」原子兵器を除けば、その他の兵器では共産側が圧倒的に強くなる。「これも平和をもたらすかもしれない。しかしそれは自由世界の共産制度に対する隷属化という形をとるだけである。」こう言っております。私ども同感であります。世界の平和ということを盛んに言っておる。
それは、いわゆる原子兵器等でなく、ああいう核兵器ではなくて、新しい考案に基く武器の試作等について、日本側として新しく研究をしてみる価値のあるものがあるならば、アメリカ側としてその援助について考慮してもよろしいということを言ってきております。
読んでみますと、「会議はアジア・アフリカ会議に集まった諸国民が軍縮、右にあげた兵器の禁止」——「右にあげた兵器の禁止」というのは、核兵器並びに熱核兵器の生産、実験、使用の禁止、これをいっているわけです。「禁止を支持することを宣言し、関係諸国民と世界世論に以上の軍縮と禁止をなし遂げるよう呼びかけることは、人類文化に対するその義務であると考えた。」このように明確にうたっております。