1953-08-06 第16回国会 衆議院 運輸委員会 第34号
ただいまの理事者なるものは、国民の株主総代といつたような立場にあるのでありまして、どこまでも国民の所有に相なるわけだと思う。従いましてこれを国有財産のらち外に置くということが、そもそもこういう問題を起す原因になることであると思うのでございまして、政府としてこれを何とか処置しなければならないと思いますが、大臣はこれに対してどういうお考えを持つておりますか。
ただいまの理事者なるものは、国民の株主総代といつたような立場にあるのでありまして、どこまでも国民の所有に相なるわけだと思う。従いましてこれを国有財産のらち外に置くということが、そもそもこういう問題を起す原因になることであると思うのでございまして、政府としてこれを何とか処置しなければならないと思いますが、大臣はこれに対してどういうお考えを持つておりますか。
但しその株主総代は国会でありますから、国会の意思がそこに入つて来たというだけの違いでありまして、これは何ら権限の拡張であるとは思つておりません。株式会社におきまして、株主が重役その他を任命するのは当然でありまして、私は何ら拡大とは思つておりません。
その株主総代といたしまして、私どもが国鉄の機構等に対しましても、いろいろ意見を述べることは、あくまでも当然のことだと私は考える。決して横車ではございません。さればこそあなた方の鉄道の運営につきまして、最も重大である給與ベースの引上げ等の問題につきましても、私どもとしましては真劍に実は考えておる。