1980-03-25 第91回国会 衆議院 内閣委員会 第5号
カンボジアにつきましても、プノンペンの陥落のときには、当時栗野大使以下の館員がおりまして、いつ引き揚げるべきかと9結局、なるべく踏みとどまって情勢を把握し本国へ報告するという責任と、館員及び家族の安全という双方の矛盾する要請がございますので、その辺をどうするかということで、間際になって無事タイの方へ退避したという例がございます。
カンボジアにつきましても、プノンペンの陥落のときには、当時栗野大使以下の館員がおりまして、いつ引き揚げるべきかと9結局、なるべく踏みとどまって情勢を把握し本国へ報告するという責任と、館員及び家族の安全という双方の矛盾する要請がございますので、その辺をどうするかということで、間際になって無事タイの方へ退避したという例がございます。
先ほど堂森委員が言われました、前政権の終末段階における栗野大使の努力につきましては、当時この委員会でも申し上げたと存じますが、無事の殺傷をやめて、そしてクメール人によってクメールのことを処理すべきであるということを求めに応じて建言をいたしたわけでありまして、その当時からすれば、クメール・ルージュからいたしますと、それはいわば敵国の国民の殺傷を防ごうとしたということになりましょうが、政権が変わりますと
なお、わが国の栗野大使は、多くの国の大使館が閉鎖されましたけれども、そのようなこともありまして最後まで残留をいたして、先方政府の求めに応じていろいろ意見を申し述べてきたわけでございます。
○国務大臣(宮澤喜一君) 事態が非常に微妙でございますので、十分この席で申し上げられませんことを残念に存じますが、実は過去一カ月近い間、カンボジアの総理大臣等々要路の首脳から、この事態をいかにすべきかということにつきまして、わが国の栗野大使初め、主としてASEANの国々、インドネシア、タイ、ときによりましてフィリピン等々でございますが、しばしば求められまして意見を、一緒になりまして徴せられておるわけでございます
今回も、現地で非常に苦労いたしております栗野大使以下大使館員に対しましては、食料品を緊急に送り、あるいは医薬品を用意するというふうな措置を講じてございますけれども、本人の一種の危険手当的なものは現在出ておらないところでございます。
○宮澤国務大臣 栗野大使以下ASEANの何人かの大使が、連日意見を求められて進言をしておりましたことは先ほど申し上げましたが、その間、米国がどのように考えておったかは必ずしも明確でない点がございました。ございましたけれども、しかし、いま言われましたような事態になる可能性はないと私は存じます。
○宮澤国務大臣 私どもの情報も限られておりますけれども、しかし限られておる範囲では、比較的よく栗野大使から実情を言ってきております。それから判断いたしますと、まずアメリカ国会の動向もあり、さようなことは確率は非常に少ない、きわめて少ないと申し上げてよろしいのではないかと思います。
○政府委員(高島益郎君) まあ栗野大使外ASEANのインドネシアあるいはタイの両大使等も含めまして、先方の政府からいろいろ協議を受けました。これに対しまして、一日も早く流血の惨を避けて、カンボジア人同士のいろいろな話し合いにもつていくためにどうすればよいかという点について、まじめな意見を先方の求めに応じて開陳しているわけであります。
○田英夫君 最初に、インドシナ情勢が急激に動いておりますので、その状況についての外務大臣の御判断を伺いたいと思いますが、まずカンボジアの情勢がきわめて激化しているといいますか、流動しておりますが、報道されるところによると、ついに日本大使館も栗野大使以下バンコクへ引き揚げられるということでありますが、これはすでに実行に移されているのかどうか。
○田英夫君 衆議院の先日の、きのうですか、外務委員会でもアジア局長話されたそうですが、それに先立って栗野大使がロン・ノル大統領の海外旅行という形で事態を収拾しようというようなことについて、いろいろ話し合いに参画をされたということのようでありますが、これは事実ですか。
○高島政府委員 わが方の栗野大使の果たしております役割りは、もちろん内政干渉ということではございませんで、他のASEANの諸国、特にタイ及びインドネシアの大使でございますが、この三人、並びにマレーシアの臨時代理大使、合わせて四人が、ときどき先方の政府から招請されまして、いろいろ意見を聞かれるということはございますので、慎重に、内政干渉にわたらない範囲で、現地の情勢を踏まえて、いかにすれば流血の惨を避
○高島政府委員 大変微妙な問題なので、なかなか御答弁がむずかしいのですが、私ども、栗野大使を通じまして、日本政府として言うべきことは十分に言ってありますし、これに対しまして、先方も十分に考えて、ほぼ結論に達しているというふうに私は了解いたしております。それが、先ほど申しましたような意味での大使としての任務はほぼ終わったものと考えるということでございます。
その意見を求めてまいっておりますのに対して、わが方の栗野大使並びにインドネシアあるいはタイあるいはマレーシアの大使等が随時集まりまして、いろいろ相談をしたり、先方の求めに応じて意見を述べておるわけでございまして、いずれにしましてもこの戦争を早く終結して、カンボジア人同士の平和的な話し合いに持っていくというために、どうすることが一番いいかという点についての意見の開陳でございます。
○国務大臣(宮澤喜一君) わが国としましては、昨年のこの問題についての国連決議も、実はわが国が非常に努力をいたしましてでき上がりました決議でありまして、カンボジアの問題はカンボジア人が解決をするという趣旨でございますから、それがその国連決議のとおり実現いたしますように、そして流血の惨事が避けられますようにということをわが国としては基本の方針として願っておるわけですが、栗野大使の場合、何もしゃしゃり出
カンボジアの大使館、栗野大使がんばっておりますですね。カンボジア情勢に対して日本政府としてはどう対処しようと考えておられるのか。いろいろこれも伝えられるところがありますが、何かあそこで大きな役割りをやろうと、こういうお考えがあるのかですね。
○羽生三七君 いま大臣のお答えの中にもありましたが、カンボジアでは栗野大使がカンボジア政府側から和平工作についての意見を求められておる、こういう報道があるわけですね。それですから、大使自身が勝手に自分の判断で動くということはできないと思うんですが、外務省としては現地の大使に、もし和平工作について動くとすればどういうことをお考えになって話し合いをされておるのか、この点を伺います。