1976-02-13 第77回国会 参議院 災害対策特別委員会 第3号
かつては唯一の交通機関であった栃尾鉄道が廃止され、物資の輸送は県道見附経由によるトラックだけで、豪雪のみならず、輸送渋滞がはなはだしいため致命傷であり、今回の豪雪による被害は一月二十日現在四億五千万円と試算推定されております。
かつては唯一の交通機関であった栃尾鉄道が廃止され、物資の輸送は県道見附経由によるトラックだけで、豪雪のみならず、輸送渋滞がはなはだしいため致命傷であり、今回の豪雪による被害は一月二十日現在四億五千万円と試算推定されております。
この前は、田中角榮君が社長をやっておった栃尾鉄道も動かぬし道路も動かぬから、塚田君が知事で、ヘリコプターで物を持っておりて、ようやく人心が安定した。市がですよ。そんなばかなことをしておって、そしてあそこは、何十億という織物の輸出をやっておる町だ。そういう状態でありまして、県道しかないのであります。そして、国鉄も通っておらぬし、国道もないというところなんです。
大野委員が指摘された栃尾鉄道なども、完全に水の中にひたったことがあるわけです。こういう融雪時の被害対策としては、あらかじめ排水の措置を立てておけば、その災害はある程度免れる。それから今すでに起こっておるなだれでありますが、これはやはりなだれに対する監視を常時やっていなければならない。
これが栃尾鉄道という支線がありますけれども、動かないというと、そこだけが陸の孤島のようになってしまって困る。そこで陳情を受けておるのでありますが、栃尾鉄道なども、地元の要望にこたえまして、ある程度の除雪をやると汽車が動き出す。しかしそのために数千万円の損をしておるというのであります。
栃尾鉄道、キロ制でございまして、一割六分、十二月二十日認可。北恵那鉄道、キロ制でございまして、増収率一割五分、三十二年一月二十三日認可。尾小屋鉄道、キロ制でございまして、増収率一割七分、同じく一月二十三日認可。伊予鉄道、これはキロ制と均一制でございますが、増収率一割七分、認可年月日三十二年二月二十日、以上が認可したものでございます。
現地におきまして視察した二、三の私鉄について申上げますと、新潟交通、栃尾鉄道はすでに電化され、長岡鉄道は蒸気機関を主体として内燃動車を補助として運転しておりまして、いずれも重要物資の輸送を担い、観光地、遊園地を控えて、季節的に観光客の需要に応じ、地方唯一の交通機関としてその任に当つておるようであります。
二三の例を引いておくが、古レールを栃尾鉄道に一度拂下げているのだが、これがまた一トン千二百円だ。いかに古レールとはいえ、使えるレールに違いない。これが一トン千二百円、こんなばかなことがあるか。金屑だつて一トン千二百円では買えぬ。しかも古レールを一トン千二百円、こんなばかなことはないだろう。これではこういう関係会社とぐるになつていると言わざるを得ない。どうです。