2000-03-15 第147回国会 参議院 国土・環境委員会 第3号
農水省の柿原堰とか第十堰の上流から水を延々と引っ張ってくるような大規模な用水事業、これが本当に必要なんだろうか。あるいはまた、吉野川水系から取水する都市用水を使った後、幹線で海に流してしまう流域下水道事業、これは河川の安定した水量の確保とも相矛盾するのではないか。
農水省の柿原堰とか第十堰の上流から水を延々と引っ張ってくるような大規模な用水事業、これが本当に必要なんだろうか。あるいはまた、吉野川水系から取水する都市用水を使った後、幹線で海に流してしまう流域下水道事業、これは河川の安定した水量の確保とも相矛盾するのではないか。
○岩佐恵美君 今、柿原堰から十五・四三トン、それから第十堰で十二・一二トン、要するに二十七トン上流部で取水するというのが農水省の計画です。 建設省は、農水省とこの問題について合意をしているんでしょうか。
このため、吉野川下流域の国営総合農地防災事業によりまして、用水源を柿原堰それから旧吉野川の上流地点に転換するということ、それからまた用水路と排水路を分離するということを考えたい、そういうことによりまして農業用水の水質の改善を図りたいというふうに考えております。
○片桐政府委員 構造改善局、私どもが考えておりますこの吉野川下流域国営総合農地防災事業の取水の考え方ですけれども、柿原堰から取水するということがまず第一点でございますが、さらに旧吉野川の河口地点からも取水することを予定しておりまして、この旧吉野川の河口から取水するところではこの第十堰がどうなるかということが非常に密接に関連いたしておるわけでございますので、私どもといたしましても、建設省の方とよく連絡
○遠藤(和)分科員 柿原堰の方の流量をかなりふやして今の旧吉野川の流量は少なくするというお話でございますが、こうなりますと、柿原堰と今の第十堰、新しい第十堰になる可能性もありますけれども、その間の水位が下がる心配があるわけです。流量が少なくて水位が下がる、そうすると、その地域のいろいろな生態系にも及ぼす影響は大きいです。あるいは、その辺で取水している皆さんにも影響があります。