1976-08-10 第77回国会 参議院 大蔵委員会 閉会後第2号
前の金脈問題のときも、査察課員さえも動員しない。私どもは、国税犯則取締法を適用して徹底的な強制捜査をすべきじゃないかということをこの委員会でも主張しました。それさえもなさらない。田中個人に対して面接して調査もしなければ、あの目白の田中邸に立ち入っての検査もやらなかった。そんな状態だから、せっかく調べても今回の五億円の受領などというのが、これがつかめていないんじゃないですか。
前の金脈問題のときも、査察課員さえも動員しない。私どもは、国税犯則取締法を適用して徹底的な強制捜査をすべきじゃないかということをこの委員会でも主張しました。それさえもなさらない。田中個人に対して面接して調査もしなければ、あの目白の田中邸に立ち入っての検査もやらなかった。そんな状態だから、せっかく調べても今回の五億円の受領などというのが、これがつかめていないんじゃないですか。
査察課員は、これはこの捜査に動員するというおつもりありますか。 この二点を伺いたい。
従いましてこういうデフレ事態下におけるいわゆる査察官の運営、査察官のあり方、並びに今申しましたように、調査課員が二十五名であるのに対しまして査察課員がその二分の一以上であるというような状態から考えまして、また関東信越を調べましても約半分であるというような点から考えましても、人員の整理、あるいはデフレ下における査察官のあり方というものをこの際考えなければ、ならぬと思いますが、長官の御所見を承りたいと思
もう一点は、査察課員の待遇の問題であります。査察課の仕事というものは非常にむずかしい仕事であり、おそらく国税局の中でも査察課員になりたがる人が少い、あるいは査察課員がやめたがつているという例が、全国にたくさんあるのであります。
たとえば高松の関税局の査察課に、かりにある一定の査察課員の数がある。それと東京あるいは大阪あたりと比べてみますと、査察課員になると、どうしても仕事をしなければならぬ。仕事をしなければならぬから、仕事をこしらえてやる。しかし四国あたりの事件は非常に小さいのでありまして、東京、大阪あたりに比べますと雲泥の差がある。従つてアンバランスのものになる。