1974-03-08 第72回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第4号
最近の新聞報道でも小野田元少尉がどうやら生存されている、そういうことで援護局の柏井審査課長が現地に行かれて具体的な調査活動に入っておられるわけですけれども、戦後三十年たちましてまだこのような事件があるということを思いますときに、大東亜戦争のつめあとの深さということをしみじみと感じさせられます。
最近の新聞報道でも小野田元少尉がどうやら生存されている、そういうことで援護局の柏井審査課長が現地に行かれて具体的な調査活動に入っておられるわけですけれども、戦後三十年たちましてまだこのような事件があるということを思いますときに、大東亜戦争のつめあとの深さということをしみじみと感じさせられます。
現在、本日朝、厚生省の柏井審査課長外一名を現地に出しまして、情報の確認、それから今後の救出のための準備ということに当たらせておるわけでございます。私どもといたしましては、小野田寛郎元少尉を無事に救出するために最善の努力を尽くしたい、かように考えておるわけでございます。
以上のことから、厚生省としては、全回ルバング島で発見された二名は、小野田元少尉と小塚元一等兵に間違いないと判断いたしまして、十月二十二日に援護局柏井審査課長以下三名の職員及び小野田元少尉の実兄である小野田敏郎氏、小塚元一等兵の実弟である小塚福治氏の五名を現地に派遣したのであります。