1982-08-05 第96回国会 衆議院 交通安全対策特別委員会 第6号
あるいは架線関係の工事を見ましても、五十三年度に九名、五十四年度に十一名、五十五年度に十一名、五十六年度に八名死亡事故を起こしているのです。私は何も死亡診断書を見たわけではありませんけれども、これを若干いろいろ調べてみると、年齢から言っても十九歳の人もおれば六十歳を超えた高齢者の方もいらっしゃる。必ずしもこの人たちが鉄道という問題について熟知をしていない人が多い。
あるいは架線関係の工事を見ましても、五十三年度に九名、五十四年度に十一名、五十五年度に十一名、五十六年度に八名死亡事故を起こしているのです。私は何も死亡診断書を見たわけではありませんけれども、これを若干いろいろ調べてみると、年齢から言っても十九歳の人もおれば六十歳を超えた高齢者の方もいらっしゃる。必ずしもこの人たちが鉄道という問題について熟知をしていない人が多い。
また在来線につきましても、実は最近列車のスピードがだんだん上がってまいりましたものですから、それとの相対関係で路盤、架線が弱いということで、路盤関係あるいは架線関係の事故がちょいちょい出てきております。
ただ、五年前の昭和四十三年は架線関係が八十二件あったのが、現在では六十二件に減っております。一昨年の昭和四十六年が非常に成績がよくて三十五件になっておりますが、架線故障はだいぶふえております。
御参考までに、一つの例ではございますが、設備の実態と故障の発生回数というものを電車線路の架線関係にとってみると、ついこの間開業いたしました奥羽線の秋田から青森の間、これは四十七年度、架線の延長にしまして一千キロメートル当たり事故の件数が一・七件でございます。同様に北陸本線の富山の、だいぶ前に電化をいたしましたところは、その四倍の四・三件の事故が起きております。
しかし外注等の場合は、自分に与えられたほかに、たとえ故障の個所がわかっておっても手をつけない、こういうことが指摘をされておるわけでございますが、特に新幹線等のこういう架線関係の事故ということは、重大な事故が過去においても発生しておるわけであります。
現に、電気関係、架線関係をめぐって、ことしに入って、こまかい事故や一昨日の大きな事故、ああいう問題が起こるわけです。これはあれだけ完備したと思われても、八年ぐらいたつと整備の実態についての総点検をやらなければならない時期に来ております。いわんや私鉄のように、全体から見て国鉄に比較しては安全整備の問題は不十分です。
それを考えると非常におそろしい気がするわけですけれども、車両の構造上、こういう電気関係の事故あるいは架線関係の事故といったようなことに対して、発火をしてかつてのああいう桜木町のような事故にならないような自信があるのかどうかですね、まあそういうようなことは、事故というのは予測しないところで発生するものなんですけれども、そういう点は念には念を入れる必要があると思うのです。
しかし、これで決して十分というわけじゃございませんで、四十年の五月に国鉄の技術研究所の中に防音の新しい研究会を設置いたしまして、いわゆる軌道関係あるいは車両関係、またトロリー、いわゆる架線関係、こういった各面につきまして騒音の実態を研究するとともに、それに対する防音の処置を講ずるようにいたしまして、運輸省といたしましては絶えず防音の問題についてさらに積極的に技術開発し、さらに対策を十分指導していきたいと
架線関係も午後四時ごろまでには復旧工事の終了ができるという情報でございます。 旅客列車でございませんので、不幸中の幸いと申しますか、人命関係の死傷はございません。ちようど下り列車がそれに突き当るような時刻でございましたが、下りの急行が幸いホームの手配よろしきを得まして、その事故は未然に防止することができたのであります。