1951-07-31 第10回国会 参議院 電気通信委員会 閉会後第2号
第二班は、山陰地方と広島に参りましたが、まず電気通信関係の施設の面を申上げますと、鳥取、島根管内の市外幹線にはケーブル施設が全然なく、すべて架空裸線であるために回線の安定を期することが困難であり、特に冬季雪害を考慮しなければならないこの地方では、幹線のケーブル化は是非必要であるとして両通信部から岡山—米子、鳥取—米子—松江、松江—出雲—浜田—広島の裸線の急速ケーブル化の要望がありました。
第二班は、山陰地方と広島に参りましたが、まず電気通信関係の施設の面を申上げますと、鳥取、島根管内の市外幹線にはケーブル施設が全然なく、すべて架空裸線であるために回線の安定を期することが困難であり、特に冬季雪害を考慮しなければならないこの地方では、幹線のケーブル化は是非必要であるとして両通信部から岡山—米子、鳥取—米子—松江、松江—出雲—浜田—広島の裸線の急速ケーブル化の要望がありました。
そして被害の状況を申しますと、電信、電話施設の被害は、電話加入者が三千八百名切、断あるいは損傷を受けた架空裸線、ケーブル等の延長が一千九百十二キロメートル、それから倒壊あるいは傾斜等の被害電柱数は七千七百本、電話交換機が六十一台、電信機が二十六座、こういう状態であります。それでこれを應急復旧せしむるための費用は七千九百十四万八千円になつております。