2014-04-22 第186回国会 衆議院 農林水産委員会 第12号
今回の日豪EPA交渉におきましては、関連する国内のミカン産地、そして果汁産業に悪影響を与えないようにしようという観点から、まずオレンジでございますが、国産ミカンが出回る十月から翌年五月までは関税を現行水準で維持する、またオレンジジュースにつきましては、輸入数量の大幅な拡大にならないよう関税割り当ての仕組みを設ける方針で、粘り強く交渉に臨んできたところでございます。
今回の日豪EPA交渉におきましては、関連する国内のミカン産地、そして果汁産業に悪影響を与えないようにしようという観点から、まずオレンジでございますが、国産ミカンが出回る十月から翌年五月までは関税を現行水準で維持する、またオレンジジュースにつきましては、輸入数量の大幅な拡大にならないよう関税割り当ての仕組みを設ける方針で、粘り強く交渉に臨んできたところでございます。
この問題は、かんきつ果汁産業だけじゃなくて、お話しのようにかんきつ生産の存立そのものにもかかわるわけでございます。 そういう意味で、私どもとしますれば、当然のことながら果汁工場の施設の整備合理化でございますとか近代化、再編整備のほかに、実は昭和六十三年度から八年間の特別補てんということで、果汁原料の価格低下を補てんするための果汁原料用かんきつの価格安定対策をやっております。
このようなことから、我々今まで、園地の整備とかそういったことでの生産性それから品種の向上、あるいは果汁原料用の価格安定対策、あるいは果汁工場の整備対策による国産果汁産業の体質強化ということをしてきておりますが、引き続きこういった施策を推進してまいりたい、こんなふうに思っております。
いわば一種の需給調整の必要のあるときに果汁用に回るというのが本体でございまして、そういうことを考えましたときには、私どもといたしましては、一定の期間内にこれは産地にもいろいろと御努力いただく、あるいは果汁産業に対しましてもいろんな近代化のための支援も行う、そういう形でひとつ国際競争力をつけていただきまして頑張っていただくのがかんきつ産業全体としての健全な発展につながる道ではなかろうか、このように判断
このさや寄せという問題でございますが、自由化後の国産果汁の競争力の強化を図る、また今後りかんきつ農業、果汁産業の存立を確保していくという上でこの目標取引価格へのさや寄せということは、今後の需給動向等を勘案しつつ行うわけマございますけれども、やはり必要なことではないかと考えております。
また、果汁産業におきましては、地域産業という意味での貢献とともに、生果の価格安定という点でも極めて重要でございます。 一方、かんきつ全体の需要でございますが、これが近年減少傾向にございまして、それに対応しまして園地の転換というようなことで極めて厳しい状況に置かれております。
四十八年度のオレンジ果汁の輸入ワクにつきましては、第一に、最近のかんきつ果汁に対する需要が著しく増大してきているという点、また第二点は、フレーバーの点ですぐれた外国産果汁を国産果汁にブレンドをして、品質のすぐれた果汁を供給することにより果汁消費の一そうの拡大が期待されているという点、またさらには、第三点といたしまして、懸案の日米果汁産業の提携を考慮して、ブレンド用果汁の特別輸入ワクを設ける必要があることなどを
それから残余の五百トンのうち三百五十トンにつきましては、先ほど来お話し申し上げております日米果汁産業の提携によるブレンド果汁を製造することを考慮して農協系に割り当てたいと思っております。それから百五十トンにつきましては、民間資本系及び全清飲系に昨年度の割り当て実績を考慮して配分いたしたい、こういうことでございます。
○伊藤(俊)政府委員 四十八年度のオレンジ果汁の輸入ワクにつきましては、最近のかんきつ果汁に対します需要がたいへん増大してきておりますこと、それから、フレーバーの点ですぐれております外国産果汁を国内産果汁にブレンドいたしまして、品質のすぐれた果汁を供給することによりまして、国産果汁の消費の一そうの拡大が期待され得ること、さらには、懸案の日米果汁産業の提携というようなことも考慮いたしまして、ブレンド用果汁
国内の一〇〇%天然果汁はまだ七十万ケース前後しか生産がないために、果汁産業に与える影響は相当大きい、こういうことがいわれております。そこで、農林省は当初四月早々にも割り当てをきめる腹であった。
それに対しまして、さらに、中小の、先ほど来御指摘のありました全清飲の系統は、従来自分たちとしては三百トンのある程度の実績があるのだ、したがって、中小企業に対する政府の十分な配慮をしてほしいという御意見がございまして、これらの意見を総合いたしますと、たいへんな多い数字になりまして、その辺をどう調整してまいるか、また、今後将来における日本の果汁産業のあり方についても検討いたしました上で、割り当てをいたしてまいりたい
当然そういう意味におきまして、輸入という問題と国内産果汁産業の振興、果樹果実生産者の問題、こういったことを考えて、計画的な必用的な輸入をはかるということが当然出てくるわけでございまして、ジュースの輸入にいたしましても、実需者である全清飲というものを対象にいたしまして割り当てをした、こういったことになっておるわけであります。