1996-04-26 第136回国会 衆議院 大蔵委員会 第12号
この国有林野事業につきましては、先ほどの委員の御指摘でございますが、やはり林業経営活動を通じまして、林業収益をリサイクルさせることにより計画的な国有林経営を行うことが適切であるということと、それから、企業的な経営の中で能率的、効率的な運営に努めることが必要と思われるわけでございます。これらの点から、やはり企業特別会計の基本は依然として重要な意義を有しているものと考えているわけでございます。
この国有林野事業につきましては、先ほどの委員の御指摘でございますが、やはり林業経営活動を通じまして、林業収益をリサイクルさせることにより計画的な国有林経営を行うことが適切であるということと、それから、企業的な経営の中で能率的、効率的な運営に努めることが必要と思われるわけでございます。これらの点から、やはり企業特別会計の基本は依然として重要な意義を有しているものと考えているわけでございます。
それから、林業という点では、同じ阿蘇の中でも小国地域のように早くから先進林業地域として活発な林業経営をやっている地域もございますけれども、全体的にはそういう森林の状況でございますので、林業経営活動は今までは比較的低調でございまして、新しい林業地域というようなところかと思っております。
もちろん、そういうものが地元の産業界の利用するところとなり、言うまでもなく、国有林としましても収入になるということでありまして、そういう林業経営活動から伐採をしておるところであります。
保安林の指定は、通常の林業経営活動に相当の制限を課することになりますので、森林所有者に対する助成の拡充などによりまして、その負担を極力軽減する必要があるものと考えております。このことはまた保安林の機能を高める意味でも重要であると考えております。
しかし、保安林等公益的機能を重視する必要のある森林につきましては、通常の林業経営活動にかなりの制約が加えられる場合もあります。したがいまして、これに対しては税制上の優遇措置や助成を行なうほか、必要に応じ、国による保安林の買い入れ等を実施しておるわけであります。