1979-05-08 第87回国会 参議院 農林水産委員会 第9号
ところが、林家の保有する山林の状況、林業経営意識調査等の林業統計の基礎的な統計など、そのほとんどは五ヘクタールから二十ヘクタール、同じ林業統計の中でも五ヘクタールから十ヘクタール、十ヘクタールから二十ヘクタール、二十ヘクタールから三十ヘクタールと、こういうふうになっているわけでありますが、五ヘクタール未満の林業者は調査の対象となっていない。
ところが、林家の保有する山林の状況、林業経営意識調査等の林業統計の基礎的な統計など、そのほとんどは五ヘクタールから二十ヘクタール、同じ林業統計の中でも五ヘクタールから十ヘクタール、十ヘクタールから二十ヘクタール、二十ヘクタールから三十ヘクタールと、こういうふうになっているわけでありますが、五ヘクタール未満の林業者は調査の対象となっていない。
○藤原房雄君 五十一年の「林業経営意識調査」ですか、これを見ますと、確かにいま長官のおっしゃったように、「この五年間に間伐した」という人は林家全部の五〇・九%という、それから間伐材の処分について「販売した」というの塗三・九%、「販売できなかった」のが一九%というふうに、間伐材の販売が非常に困難だということばこういうデータからもうかがわれるわけでありますが、いま長官のお話の中にもちょっとございましたけれども
さらに林業経営意識調査によりますと、下刈りやつる切りや除伐はやりたい、やらなきゃいけないと答えている人が九〇%おります。ところが、理由があってできないと答えている人がまた五〇%いるんですね。この理由には幾つかありまして、手が足りないというのがやはり五〇%います。それから、造林のときと同じように、お金が足りなくてやれない、予算がないのでできないというのが三割おります。
農林大臣ね、農林省が五十一年に実施した林業経営意識調査というのによりますと、人工林を持つ林家の半数が、下刈り、つる切り、除伐などの保育作業ができないと言っているのですね。これは人手不足だと。これと、それから資金の問題ですね、これは重大だと思いますが、御存じですね。
四十九年の林野庁が行いました林家の林業経営意識調査によりますと、最近間伐材が売れない、売れないという、それが四割を占める。それから林道がないというのが四割、労力不足が三割。四割、四割、三割という数字が出ておるわけですが、まさにそのようじゃないかと思うんですね。私が受け取っておるところでは売れないというのが一番大きな原因じゃないかと思うんです。
林野庁が昭和四十二年度林業経営意識調査報告書を発行しておりますが、これを私拝見いたしますると、四十一年度に拡大造林をしなかった理由をいろいろ調べておるようでございます。
このような林業の動向ないし森林資源の状況を考慮いたしますと、今後の森林資源対策の方向としては、立木の伐採について法的な制限を加えるという消極的な対策よりは、国が強力な指導援助を行なって森林所有者の林業経営意識をさらに高めることに努め、その自発的意欲によって積極的に森林資源を造成していく方が望ましいと考えられるのであります。
このような林業の動向ないしに森林資源の状況を考慮いたしますと、今後の森林資源対策の方向としては、立大の代採について法的な制限を加えるという消極的な対策よりは、国が強力な指導援助を行なって森林所有者の林業経営意識をさらに高めることに努め、その自発的意欲によって、積極的に森林資源を造成していくほうが望ましいと考えられるのであります。